「リコチャレ応援団体」
「理工系女子応援ネットワーク」の紹介
- 東京農業大学
- Tokyo University of Agriculture
- 〒156-8502
- 東京都世田谷区桜丘1-1-1
- 東京農業大学
組織概要
東京農業大学は、明治24年(1891年)、私立育英校農業科として設置されました。現在は、世田谷、厚木、北海道オホーツクの3キャンパスに、大学院、農学部、応用生物科学部、生命科学部、地域環境科学部、国際食料情報学部、生物産業学部が設置され、学生約13、000人、教職員約700人と150の研究室を誇るわが国最大の農学系総合大学です。
創設者の榎本武揚公(1836-1908)は、徳川幕府の留学生としてオランダでヨーロッパの先進科学技術と国際法を学び、近代日本創生時の国際人で、今ある日本の姿の基礎を築いた人物でもあります。留学中、列強の中わが国が近代国家としての位置を守るためには、国力の一翼を担う農業の重要性を強く認識して、本学を設立しました。
後の初代学長の横井時敬は、稲籾の塩水選別法を確立して健全な苗を育成し、わが国の農業の近代化に貢献しました。近代農学教育研究の第一人者であり、本学の教育研究の理念「実学主義」と定めました。また、農学の研究の進展が農業の発展に寄与することを願い、「農学栄えて、農業滅ぶ」の警句も残しています。
この二人の熱き想いがつくり育てた東京農業大学は、時代や社会のニーズに応え「農」の進化に挑み続けています。本学の建学精神「人物を畑に還す」のもと卒業生は、農業・食品関連産業、公務員、教員をはじめ地域のリーダー、大学教員、研究者として活躍しています。
理工系分野・部門の紹介
学部紹介
- ●大学院
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農学研究科 / 生物産業学研究科 -
本大学院は、東京農業大学の生みの親、榎本武揚公と育ての親、横井時敬先生の想いを実現するため、さらなる農学の高度化と教育研究分野の拡大に対応すべく、1953年に開設しました。以来、この複雑化した現代社会をリードする高度な専門的能力と学識を備えた研究者及び高度な専門知識を有する技術者を養成し、建学の精神「人物を畑に還す」のもと、多くの修了生を国内だけでなく、世界各国、地域で活躍する優れた人材を社会に輩出しています。
- ●農学部
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農学科 /動物科 /生物資源開発学科 / デザイン農学科 -
農学部は、環境、生物の多様な機能、生産農学に対する基礎的な理解を基に、生命科学や最新の技術を取り入れ、時代に即した農学の発展に資することを目的としています。特に、生物多様性の保全と利用、農畜産物の生産、植物・動物や食の持つ様々な機能の活用などの学際的な領域までを対象として教育・研究を行い、豊かな心と実学的知力を養い、国内外において地域リーダーとして活躍できる意欲と能力を持った人材を養成しています。
- ●応用生物科学部
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バイオサイエンス学科 /農芸化学科 / 醸造科学科 /食品安全健康学科 / 栄養科学科 -
応用生物化学部は、動植物・微生物等が営む生命現象について理解と解析能力を高め、人と環境との共生の上に成り立つ生活を真に考究し、実践出来る人材育成を教育理念としています。本理念の達成に向け、生物、化学及び生物化学を基礎学問に据え、講義と実験・実習さらには卒業論文実験を通じて、学力の向上と国際的研究を目指しています。
- ●生命科学部
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バイオサイエンス学科 / 分子生命化学科 / 分子微生物学科 -
生命科学部は,多様な生物をミクロからマクロまで統合的に捉えることで,現代社会が直面する問題解決の取組みにつなげる教育研究を行います。また,その過程を通して,汎用的な基礎力と専門的な応用力を磨き,知識・技術・経験をもとに,自ら問題発見と解決方法を見いだすことに挑戦し,倫理観をもって社会に貢献できる人材を養成しています。
- ●地域環境科学部
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森林総合科学科 / 生産環境工学科 / 造園科学科 / 地域創成科学科 -
地域環境科学部は、生物に対する深い理解を基調とし、自然と人間の調和ある地域環境と生物資源の保全・利用・管理のための科学技術を確立することを目指しています。さらに、ミクロな地域環境問題の解決はもとより、マクロな広域環境問題さらにはグローバルな地球環境問題の解決に貢献する人材を養成しています。
- ●国際食料情報学部
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国際農業開発学科 / 食料環境経済学科 / 国際バイオビジネス学科 / 国際食農科学科 -
国際食料情報学部は「日本と世界の食料・農業・農村問題の解決に向けて、国際的情報網の活用のもと総合的・実践的に挑戦する」をモットーに、農業・農村開発と国際協力の推進、持続可能な食料・農業システムと循環型社会の構築、食料の生産・加工・流通・支援サービスを担う農業・食品系ビジネスの展開及び日本が誇る食農文化の継承・発信や新たな食農文化の創造等の分野で活躍できる人材を養成しています。
- ●生物産業学部
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北方圏農学科 / 海洋水産学科 / 食香粧化学科 / 自然資源経営学科 -
生物産業学部は、人類生存にとって極めて重要な生物産業(生産、加工、流通・ビジネス)と自然環境との共生をテーマに、これらを取り巻く自然科学的・社会科学的現象を教育研究の基盤とした文理融合の体系的な学びを通して、生命・食料・資源・環境問題に関する深い知識を持ち、持続的循環型社会に貢献しうる人材を養成しています。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
平成29年度の学生の総数に対する女子学生の人数は大学院では495名に対し女子学生数181名、学部では11,973名に対して5,097名で、女子学生の比率は42.3%です。女子学生数が多い学科は、デザイン農学科、農芸化学科、食品安全健康学科、栄養科学科、食香粧化学科と食品科学系の学科が多く、卒業後の進路も食品会社や化粧品会社等に多数就職し、商品開発等の部署で活躍しています。
先輩からのメッセージ
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 特任研究員 鵜家綾香さん
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 研究員 杉山 智美さん