分科会2
人材育成・教育:「女性の生涯にわたるキャリア開発を支える教育システム」
(日本女性学習財団)
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コーディネーター
入江 直子氏
神奈川大学 人間科学部 教授
講師略歴
1945年生まれ
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了
神奈川大学人間科学部教授
専門:成人女性の学習論
- 主な著訳書:
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P.クラントン『おとなの学びを拓く』(共訳、鳳書房、1999)
『ジェンダー・ポリティクスのゆくえ』(共著、勁草書房、2001) - 『生涯学習理論を学ぶ人のために』(共著、世界思想社、2004)
- P.クラントン『おとなの学びを創る』(監訳、鳳書房、2004)
- E.ヘイズ・D.D.フラネリー『成人女性の学習』(監訳、鳳書房、2009)
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ファシリテーター
イ・ビョンジュン氏
釜山大学 教育学部 教授
講師略歴
学歴
機関名 | 在籍期間 | 取得学位 | 専攻 |
ミュンスター大学 | 博士号 | 成人教育 | |
ミュンスター大学 | 修士号 | 成人教育 | |
成均館大学 | 学士号 | 教育学 |
職歴
国立釜山大学校 | 大韓民国・釜山広域市 | 教授 | 2001年2月―現在 |
ビーレフェルト大学 | ドイツ | 客員教授 | 2010年―現在 |
フリードリヒ・エバート基金 | ドイツ | 招聘研究員 | 2001年6月-9月 |
韓国職業教育訓練研究所(KRIVET) | 大韓民国・ソウル市 | 研究員 | 1997年11月-2002年2月 |
これまでに指揮した研究プロジェクト
プロジェクトマネージャー
- 2008年-2010年
- 持続可能な発展のための教育プロジェクト
- 2003年-2009年
- 地域人材開発プロジェクト
- 2003年-2009年
- 生涯学習都市プロジェクト
- 2003年-2005年
- ソウル市の戦争記念館の教育プログラム開発
- 2004年-2005年
- 大韓民国文化部による文化・芸術教育モデルプロジェクト
調査・研究活動
- 2008年-2009年
- 蔚山広域市・地域開発のための能力計画
- 2008年-2009年
- 韓国学術振興財団・韓国型文化的能力開発
- 2007年-2008年
- 韓国学術振興財団・文化的能力研究
- 2007年
- 労働部・高齢者向け職業訓練プログラム開発
- 2007年
- 労働部・高齢者向け職業訓練プログラム開発
- 2004年
- 人的資源開発センターの基盤・管理研究
- 2004年
- 生涯学習都市の長期的基礎計画
- 2003年
- 地域人材開発の基礎計画
客員講演実績
- 2011年: ミュンヘン大学(予定)
- 2010年: ビーレフェルト大学(ドイツ)
- 2010年: 京都大学(日本)
- 2010年: お茶の水女子大学(日本)
- 2010年: 関西大学(日本)
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パネリスト
エレーナ・フェドヤシナ氏
The Committee of 20 事務局長
講師略歴
プロジェクトマネージャー
エレーナ・フェドヤシナ - ロシアで最も大きな成功を収めた働く女性の組織「The Committee of 20」の事務局長を務める。同氏の使命は女性リーダーの成功を支援し、これをロシア経済発展の牽引力として周知させることである。
現在、女性ビジネスリーダーを集結した「境界のないリーダーシップ(リーダーシップ・ウィズアウト・バウンダリーズ)」という名称の新しいネットワーク設立に取り組んでいる。
ロシアの働く女性にベストプラクティス理解、スキル向上、ビジネス及び個人的なネットワーク拡大の機会を提供することを目的に、同氏は数々のプロジェクトを成功裏に設立及び実施してきた。
- ザ・ファースト・アンド・セカンド・ロシア - モスクワにて2002年4月及び2004年5月に開催された米国女性ビジネスリーダーサミット、 銀行金融業で働く女性のための国際会議 (2008年)、国際フォーラム「境界のない女性のリーダーシップ」 (2009年、2010年)
- ロシアの地方女性起業家のための養成プログラム
- 女性ビジネスリーダーのための養成プログラム
- 女性ビジネス交流プログラム
- ビジネス・プロフェッショナルの現場で活躍する女性のための月次会合(250人を超える定期出席者)
- プロフェッショナル及び一般大衆の交流会
- ロシアの経済発展における働く女性の役割の年間調査
- 高校、MBA学生、大学院生を対象とした教育プログラム
- 起業家とプロフェッショナルのための研修プログラム
フェドヤシナ氏は国際的な女性運動、主要会議の出席、司会、講演に積極的に取り組んでいる。 これら会議には、ビジネスウィミンズ・ネットワーク・サミット(ワシントンDC)、バイタルボイスズ・フォーラム・イン・レイキャビク・アンド・キエフ(ウクライナ)(2007年)、ビジネス・コンファレンス(スペイン)、第10回及び12回 APEC女性リーダーネットワーク会合(韓国及びオーストラリア)(2005年及び2007年)、ウィミンズ・フォーラム(フランス:ドーヴィル)(2007年及び 2008年)、国際婦人同盟の世界フォーラム(2006年、2007年、2008年、2009年)、世界女性サミット(2008年、2010年)、ユニグローバル・リサーチ・コンフェレンス(英国ロンドン2008年)、企業多様性センター(ノルウェイ 2009年)、 シモンズビジネススクールでの講義(米国 2009年)等が挙げられる。
さらに同氏は、女性の起業及びリーダーシップに関連した国際文献を多数発行している。
職務経歴: 大学講師、言語学、心理学、コミュニケーション、多文化研究を専門とするビジネスコンサルタント兼トレーナー、リーダーシップ(女性のリーダーシップに焦点を当てた)、ビジネス発展と評価、タイムマネージメント
世界銀行にてコンサルタント兼通訳として勤務 (1994年-1999年)し、 経済発展研究所が実施する34のセミナーの開催準備及び統括に関与。不動産鑑定評価、事業開発評価の有資格者である。
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パネリスト
パトリス・ブラウン博士
バララット大学 CRIC 部長
講師略歴
パトリス・ブラウン博士は、情報通信技術(ICT)に基づく地域ネットワーク革新にて博士号、環境コミュニティ情報学におけるインターネット使用にて修士号(研究過程)を取得している。同氏の研究は、ICT能力開発、グリーンビジネス、持続可能な開発プラクティス等、知識経済における発展途上国及び先進国の女性の主流化及び強化に焦点を当てている。
同氏は、バララット大学の地域革新競争センター(CRIC)の副所長及び上席研究員である。さらに、知識経済における女性主流化に向けた世界的ネットワークのトップ10に入る女性及び技術アジア太平洋センターの発展を牽引する立場にある。バララット大学の前には、スウィンバーン工科大学及びジェームスクック大学にて、教育開発アドバイザーとして産業学界向けの柔軟なICT学習ソリューションの設計に従事した。同氏は参加型研究者であり、「共有及び参加型の成果を目指し、人の研究ではなく人と協働する」を研究及びコンサルタント業務の信条としている。研究調査、政策展開、産業革新に向けたEラーニング戦略、小規模事業能力開発の分野にて、国内及び海外の政府及び産業と連携している。
APECフォーラムにて定期的に講演を行い、APEC知識経済への女性参画に関する5カ年プロジェクト(2005年~2009年)において豪州の窓口的な役割を果たした。同氏は、女性及び技術に向けた国際特別委員会(ITF)の運営委員会委員、国連ICT及び開発のための世界同盟(UNGAID)の地域代表、英国を拠点とする女性企業及び雇用センターのコンサルタント、女性及び技術のための南米センター及び国内教育及び雇用基金の審議会委員、AMI教育学術委員会委員を務める。
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パネリスト
萩原 貴子氏
ソニー株式会社 人事部門ダイバーシティ開発部 統括部長
講師略歴
国際人事業務全般を担当した後、合弁企業のソニーテクトロニクス社へ出向し、カラープリンタ消耗品マーケティング担当に。出向解除後は、経営戦略部、本社人事部、ネットワークビジネス等新規事業担当人事を経て、2006年人事センター・人材開発部統括部長に就任。2008年2月より現職。
略歴
- 1984年3月
- 慶応義塾大学 法学部 卒業
- 1984年4月
- ソニー(株)入社 人事部 採用担当
- 1985年1月
- ソニー(株) 国際人事部 海外赴任関連人事・外国人採用&研修担当
- 1993年10月
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ソニー・テクトロニクス(株)出向
カラープリンタ消耗品マーケティング担当 - 1996年4月
- ソニー(株)経営戦略本部・組織人事担当
- 1997年4月
- ソニー(株)人事部 人材開発担当
- 1998年4月
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ソニー(株)デジタルネットワークソリューションカンパニー・
人事部 ネットワークカンパニー人事全般担当 - 2002年4月
- ソニー(株) NACS人事部 統括部長
- 2004年4月
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ソニー(株) パーソナルソリューションビジネスグループ
業務推進部門・人事部 統括部長 - 2006年 8月
- ソニー(株)人事センター・人材開発部・統括部長
- 2008年 2月
- ソニー(株)人事センター(現 人事部門)・ダイバーシティ開発部・統括部長
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パネリスト
三輪 建二氏
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科 教授
講師略歴
生年月日
昭和31年7月11日生
略歴
- 昭和56年3月31日
- 東京大学法学部卒業
- 昭和58年3月31日
- 東京大学大学院教育学研究科教育行政学専攻修士課程 修了
- 平成 2年3月31日
- 東京大学大学院教育学研究科教育行政学専攻博士課程 修了
- 平成 5年3月17日
- 博士(教育学)(東京大学)
職歴
- 平成 3年4月1日
- 東海大学教育研究所 助手・講師・助教授(平成8年3月まで)
- 平成 8年4月1日
- 上智大学文学部教育学科 助教授
- 平成11年4月1日
- お茶の水女子大学文教育学部人間社会科学科教育科学講座助教授
- 平成13年2月1日
- お茶の水女子大学文教育学部人間社会科学科教育科学講座 教授
- 平成17年4月1日~20年3月
- お茶の水女子大学 附属中学校長(兼任)
- 平成19年4月1日
- お茶の水女子大学 大学院人間文化創成科学研究科 人間科学系 教授 現在に至る
社会における活動
〔学会活動〕
日本社会教育学会理事(1995・96年度事務局長、2008-2009副会長)
〔審議会委員ほか〕
第3・4期東京都生涯学習審議会専門委員(2000.7-2003.2)
文部科学省教育映画等の審査に係る協力者(2003.4―現在)
文部科学省女性のライフプランニング支援総合推進事業委員(2008.4-現在)
お茶の水女子大学グローバルCOE「格差センシティブな人間発達科学の創成」事業推進者(2008-現在)
著書
三輪 建二(2009)『おとなの学びを育む』鳳書房.
三輪 建二(2010)『生涯学習の理論と実践』放送大学教育振興会.ほか