第4回AGGI会合について

I 経緯・背景

1998年10月のAPEC女性問題担当大臣会合において、APECのあらゆる活動に女性及びジェンダーの視点を組み入れていくことを目的とした「APECにおける女性の統合のた めのフレームワーク(基本的枠組み)」の策定に関する勧告が出された。これを受けてフレームワークがまとめられ、99年9月に開催された非公式首脳会議及びAPEC閣僚会議において支持を得た。

このフレームワークを受け、その効果的な実施のために、AGGIが2年の期限付きで設置された。AGGIは、APECの他の委員会やワーキンググループ(作業部会)に働きかけを行 いながら、APECの活動におけるジェンダーの視点の取組を推進するための諸活動を実施してきた。

今回の会合はAGGIの諸活動の進展と成果について報告・評価を行うとともに、今後の戦略、AGGIの任期の取扱い等につき協議することを目的として開催された。

II 会議概要
1 日時:
2001年8月20~21日
2 場所:
中華人民共和国大連市
3 議長:
Ms. Rosemary Calder (First Assistant Secretary, Office of the Status of Women, Australia)
4 参加者(エコノミー):
オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、中国香港、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、NZ、フィリピン、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、USA、ヴィエ トナム(16エコノミー)
III 会議要旨
  1. AGGIの現行の任務を全うすること及び2002年8月にメキシコで開催予定の第2回女性問題担当大臣会合にAGGIが貢献することを目的として、AGGIの現行任期を2002年 末まで1年間延長することをSOMIII(第3回高級事務レベル会合)に勧告する報告を採択した。
  2. 第2回女性問題担当大臣会合において最大の成果を上げるために取り上げられるべき議題等につき議論を行った。議題については9月にメキシコで行われる2002年プロセスに ついてのシンポジウムに向けて、AGGIからの勧告を提出することが合意された。
  3. AGGIの任期終了後も、引き続きAPECの諸活動にジェンダーの視点が確保されることを視野に、モニタリングシステムとして、各フォーラにジェンダー・フォーカル・ポイントを設置することをSOMIIIへの勧告に盛り込み、さらにジェンダー・フォーカル・ポイント・ネットワーク・プロジェクトの策定を検討することとなった。
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