1998年10月にフィリピンのマニラにおいて開催されたAPEC女性問題担当大臣会合の勧告を受けて、1999年に「APECにおける女性の統合のためのフレームワーク」が策定された。また、同年、フレームワークの実行を促進するための、2年間を期限とする、「APECジェンダー統合に関するSOMアドホック・アドバイザリー・グループ」(SOM Ad Hoc Advisory Group on Gender Integration -AGGI)が設立された。
AGGIは第1回会合を2000年2月に、第2回会合を同年9月に、それぞれブルネイにて開催しており、発足以来、<1>フレームワークの印刷・配布等による周知活動、<2>APECのプロジェクト提案の採択基準へのジェンダーの視点の組み入れの推進、<3>APECの各委員会・作業部会等においてフレームワークに対する理解を深め、ジェンダーへの意識を喚起するためのジェンダー情報セッションの開催を行ってきた。加えて、現在は<4>ジェンダー主流化に関する良い事例集の編纂、<5>性別データの分析と評価ワークショップの開催等の活動を展開している。
第3回会合は2001年5月に中国深センにて開催、第4回会合は同年8月に中国大連にて開催された。