APEC女性問題担当大臣会合

  1. 10月15日(木)から16日(金)にかけて、APEC女性問題担当大臣会合が、フィリピン・マニラにおいて開催され、内閣総理大臣の諮問機関で ある男女共同参画審議会岩男壽美子会長が日本代表として参加した。我が国の男女共同参画担当大臣である野中広務内閣官房長官からメッセージが寄せられると ともに、岩男政府代表による演説が行われた。
  2. 本会合のテーマは「女性とAPECの経済発展・協力」であり、「女性と中小企業」「女性と産業科学技術」「女性と人材育成」がサブテーマとして議論された。現在、APECエコノミーが直面している経済・金融危機が女性に対してより深刻な影響をもたらしているとの認識が強く持たれ、政策に おけるジェンダー(社会的・文化的に形成された性別)への配慮が従来にも増して重要との主張がなされた。議論においては、「経済成長における女性の重要な 役割を強化」するために、〈1〉APECの各プロジェクトにおけるジェンダーへの配慮(ジェンダーに敏感な視点からの分析の推進など)、〈2〉その基礎となる性別データの収集整備が中心となり、その推進のためのアドホックなタスクフォースの結成が合意された。
  3. 本会合は、APEC史上初めてのことで、画期的な意味を持っていると各エコノミーから評価され、経済発展における女性の重要な役割を強 化し、女性をAPEC活動の主流に統合していくためのAPEC女性問題担当大臣共同声明共同声明を採択し、成功裡に終了した。
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