理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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MAプロフィール写真
  • 前川 真純 さん
  • 神奈川工科大学  大学院
    工学研究科 応用化学・バイオサイエンス専攻
    (博士前期課程 修了)

    鹿島建設株式会社 所属

自己紹介

2016年4月に 神奈川工科大学応用バイオ科学部応用バイオ科学科に入学。卒業研究では、分子機能科学研究室に所属。細菌が保持する線毛と呼ばれる細胞外構造体が伸縮する原理を分子レベルで解明する研究を行う。2020年同大学大学院工学研究科応用化学・バイオサイエンス専攻に進学。2022年3月修了。同年4月に鹿島建設株式会社に入社。エンジニアリング事業本部に所属しバイオ医薬品工場を中心とした生産設備や建築設備の設計を担当。

理工系分野を選択した時期・理由

工学系分野を選択しようと決めたのは高校3年生の時です。当時の部活の顧問が蚕の研究をしており、蚕の体内で複数のタンパク質どうしが連携を取り、フィラメント状の絹糸を生成する仕組みを教えてもらいました。そこで「生物は化学工場みたいで面白い!」と感じバイオサイエンスに興味をもちはじめました。調べていくうちにバイオテクノロジーは日々進歩しており、研究もどんどん進んでいることを知りました。私も生物のもつ機能や緻密な機構を学び研究したいと思い、バイオサイエンス分野を選択しました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

エンジニアリング部門でバイオ医薬品工場や研究施設の設備設計を行っています。自分の設計図が実際の建物になるというスケールの大きさに緊張感もありつつ、自分の計算書や思想を元に図面化できることにやりがいを感じています。建物は用途や仕様がそれぞれ異なるため、設計もその都度柔軟に対応させていきます。一品生産というのもこの仕事ならではの魅力です。また、エンジニアリング部門では建築だけではなく、機械、電気、化学、情報といった様々な分野出身の人が在籍しており、それぞれの特性を生かしながらエンジニアリングの仕事をしています。私もまずは一人前の設計者になることを目標に、将来は学んできたバイオ分野の知識を活かし、ユーザー目線での創意工夫を盛り込んだ計画案を出せるようなエンジニアを目指しています。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

まだまだ女性の少ない業種ではありますが、男女関係なく自分らしく働くことができています。女性ならではのキャリアプランの心配もあるかと思いますが、どんな選択をしても今後もこの仕事を続けられると思えるような環境を会社や上司が整えてくれています。実際に活躍している憧れの女性の先輩もたくさんいます。女性だから建設業界は難しいのではと身構える必要は全くありません。その時の自分のやりたいこと、興味のあることに従って選択をしてみてください。

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