理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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先輩に質問!
伴野眞優プロフィール写真
  • 伴野眞優 さん
  • 株式会社リコー
    リコーデジタルプロダクツBU SC事業部
    CS事業推進室 開発三グループ
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  • プロジェクター内モジュールの設計・シミュレーションの仕事をしています。
    左の写真は、私に影響を与えてくれたものです。”モノ作り”がライフスタイルの提案にも繋がることを気づかせてくれた「システムデザイン論」の本、Science Campの修了証、高校時代に夢中になった小惑星探査機「はやぶさ」のプロマネの方のテキストです。

理工系分野を選択した時期・理由

母が「知っているよりも、見たことがある方がいいし、触れた方がいい」という考えを持っていて、幼いころから幅広く様々な“経験”をさせてくれました。その中で興味を持ったのが科学館やプラネタリウムで、遊び感覚で科学に触れていました。

進路について考えていた中3~高1くらいの時期、自分が面白そうと感じた航空工学や宇宙工学といった分野を“経験”したいと思い、JAXAのScience Campに参加しました。本を読んだり調べたりするだけではなく、実際に経験をしたり人から話を聞いたりできたことがきっかけとなって、この分野にどんどん夢中になっていきました。理系以外に考古学や薬学等にも興味はありましたが、その道に進んだ後の自分を想像し、最も合っていると感じた航空宇宙工学を選択しました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

仕事においては、仮説検証を繰り返しながら開発を進めていきます。私は考えることが好きなので、うまくいかなかった時に次にどうすれば良いかを突き詰めて考え、それがうまくいった時には大きなやりがいを感じます。大学では同じ分野の人が集まっているので、仮説検証においても目線が偏っているように感じていました。会社の場合は、異なる分野の人との協力が不可欠です。考えに行き詰った時には、色々な分野の人からアドバイスやサポートを貰うことができます。自分の視野が広がり、そこに仕事の面白さの一つがあると感じています。

大学時代の専門は航空宇宙工学でしたが、人工衛星を打ち上げるには力学も電気電子も通信も必要です。そこで得た幅広い知識は今の仕事に役立っています。

女子高校生・女子学生の皆さんへのメッセージ 

興味があることをとことん調べるだけではなく、イベントに参加したりその分野の人と話をしたりするなど、是非“経験”をしてみてください。私も高校時代にそういった経験をしながら進路を決めていきました。経験をすると、実際に自分がその分野に進んだらどうなるのだろうというイメージがわきますし、自分に合っている場所もみつかると思います。

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