先輩からのメッセージ

- 城戸 將江 さん
- 公立大学法人北九州市立大学
- 国際環境工学部 建築デザイン学科 准教授
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教員紹介
- 研究内容:建築構造分野のうち特に鋼構造,鋼・コンクリート合成構造
- 所属学会:日本建築学会,日本鋼構造協会,日本コンクリート工学協会
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「仮想仕事の原理とエネルギ原理 トラス,梁,骨組」
工学系分野を選択した時期・理由
中学生の時から数学や理科が好きだったのですが、技術の時間に小さな本立てを作ったとき、部品の図面通りに木の板を切って組み立てたことがとても楽しかったこと、自分なりに上手にできたと嬉しく思ったことが、思い出として残っています。理系に進むことはかなり早い段階で決めていましたが、最終的には建築がとても身近なものであるため建築を選びました。
現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ
大学では講義をしたり研究をしたりしています。研究室には、大学4年生、大学院生がいて、一緒に研究を行っています。研究は、誰もやっていない新しいことが発見でき、喜びも大きいです。今の社会は様々な分野の研究成果が活かされているものがたくさんあります。自分の研究成果が社会貢献となることを考えると、とてもやりがいのある仕事だと思っています。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
理工系分野を選択した時期・理由のところで、私は数学や理科が好きだったと書きました。好きだったので、性別のことは気にせず勉強を続けられたと思います。今働いている領域ではたしかに女性は少ないと言えます。しかし、人間が生活する空間をつくる建築において、性別は関係なく、男性、女性ともに協力することが必要だと思っています。また、このことは建築だけではなく、どのような分野においても当てはまることであると思います。理系の分野に興味を持っている皆さん、ぜひしっかりと勉強を続け、自分の進む道を見つけ、将来社会で大いに活躍してほしいと願っています。