「リコチャレ応援団体」
「理工系女子応援ネットワーク」の紹介

- 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所
- The Institute of Statistical Mathematics (ISM)
- 東京都立川市緑町10-3
-
統計数理研究所
組織概要
統計数理研究所は、各研究分野における「全大学の共同利用の研究所」として、大学単独では整備・維持が困難な最先端の大型装置や大量の学術データ、貴重な資料やそれらの分析法等を全国の研究者に提供し、個々の大学の枠を越えた共同研究を推進する我が国独自の研究機関の一つである大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構に属する研究所の一つです。
現在、本研究所は3つの基幹的研究組織(モデリング研究系、データ科学研究系、数理・推論研究系)、統計数理を中核とするNOE(Network Of Excellence)形成事業を推進する5つのセンター、統計思考のできるT型人材育成組織としての統計思考院から構成されています。
また、本研究所の全ての教員は、総合研究大学院大学の一つの専攻として統計科学専攻に属しており、高度な大学院の統計教育機関としての役割を果たしています。
理工系分野・部門の紹介
統計数理の最も得意とする、予測、発見、最適化、制御等の「知」を基盤に、益々複雑化する現在的課題に対する学術・社会からの要請に応えられる研究分野に対してその解析手法の構築を目指し、統計科学の研究を推進しています。具体的には、生命、環境、社会、経済などを対象とした諸学術の分野において「データに基づく合理的推論の仕組み」の研究を推進し、データから新たな価値を創出して、複雑性・不確実性が増大しつつある現代社会におけるデータの有効活用の要請に応える最先端の統計数理の取り組みを行っています。
また、統計数理の特性を活かした異分野間における共同研究や、ビッグデータ時代に求められる人材の育成を積極的に推進しています。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
現代的課題の解析において、計測機器の発達や技術革新によって莫大な量のデータが得られます。我々はそれを解析し、ある種の科学的な判断に基づいて行動を決定する必要があります。今後益々、大規模化するデータを適切に解析する方法論の構築が統計科学の研究者には望まれています。これまで以上に統計科学を推進させるためには、柔軟な思考力と豊かな発想力を有する女性研究者の役割は益々重要になります。
また、ライフワークバランスの観点からも統計科学の研究者になることは、多くの女性研究者にとって適している研究環境の側面があります。チャレンジ精神旺盛な女子学生の皆さんの統計科学への参画を期待しております。