「共同参画」2016年12月号

「未来貢献プロジェクト 男女共同参画シンポジウム」の開催
内閣府男女共同参画局総務課

「未来貢献プロジェクト」とは2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を契機に取組まれる様々な国づくり、まちづくり、人づくりへの取組を、東京オリンピック・パラリンピックのレガシー(遺産)として広く社会・国民に訴求することを目的とした読売新聞社のプロジェクトです。その一環として10月29日に東洋大学白山キャンパス(東京都文京区)井上円了ホールにおいて「男女共同参画シンポジウム」が開催されることになり、菅義偉内閣官房長官と加藤勝信女性活躍担当大臣、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が基調講演を行いました。

東洋大学でこのシンポジウムが行われるのは、100年前に私立大学としては初めて女子学生が入学したことを記念するものです。

【第1部】

このシンポジウムは2部制で構成されており、第1部は「女性エンパワメント 未来を拓くダイバーシティ ―東洋大学の女子学生入学から100年―」と題して、「女性活躍によるダイバーシティ」をテーマに菅内閣官房長官が30分間の基調講演を行いました。


菅官房長官基調講演

続いて「未来を拓くダイバーシティ ―産官学で考える―」をテーマに、東洋大学が分析した日本企業におけるダイバーシティ進展度のデータを基にパネルディスカッションが行われました。

パネリストは、福嶌香代子氏(UN Women日本事務所長)、丸山誠治氏(NTTドコモ取締役執行役員 人事部長)、矢口悦子氏(東洋大学文学部長)、今村肇氏(東洋大学経済学部教授)の皆様の他、武川恵子内閣府男女共同参画局長も参加しました。コーディネーターは東洋大学副学長の松原聡氏が務められました。

【第2部】

同会場で第1部に続き「理系女子に懸かる日本の未来」と題した第2部が開催されました。

「女性の社会進出の現状」をテーマに加藤大臣が30分間の基調講演を行いました。「多様な価値観によってイノベーションが創造される、活力にあふれる社会を実現するためには、女性の活躍は不可欠」であることなどを来場者に語りかけました。


加藤大臣基調講演

続いて「イマドキ理系女子の最前線」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。

パネリストには華房実保氏(三菱化学株式会社機能科学本部企画室グループマネージャー)、金子律子氏(東洋大学生命科学部長)、そしてタレントで東京大学大学院医学系研究科修士課程を修了されている八田亜矢子氏を迎えました。コーディネーターはフリーアナウンサーの政井マヤ氏が務められました。

華房氏は本年9月末まで内閣府男女共同参画局審議官を務められており、官と民の両方の立場からお話されました。

金子部長は大学における女子学生の理系選択について、八田さんは御自身の経験から率直な感想をお話されました。

このシンポジウムの詳細については、下記URLを御参照ください。
http://www.yomiuri.co.jp/project/mirai/