- 日時: 平成14年1月28日(月) 17:00~19:00
- 場所: 内閣府3階特別会議室
(開催要旨)
- 出席者
- 会長
- 岩男 壽美子 武蔵工業大学教授
- 会長代理
- 八代 尚宏 (社)日本経済研究センター理事長
- 委員
- 伊藤 公雄 大阪大学教授
- 委員
- 猪口 邦子 上智大学教授
- 同
- 住田 裕子 弁護士
- 同
- 高橋 和之 東京大学教授
- 同
- 竹信 三恵子 朝日新聞企画報道室記者
- 同
- 寺尾 美子 東京大学教授
- 同
- 樋口 恵子 東京家政大学教授
- 同
- 古橋 源六郎 (財)ソルトサイエンス研究財団理事長
- 同
- 松田 保彦 帝京大学教授
- 同
- 山口 みつ子 (財)市川房枝記念会常務理事
(議事次第)
- 開会
- 第5回男女共同参画会議の報告について
- 政策・方針決定過程への女性の参画の拡大について
- 男女共同参画の基本的な考え方について
- その他
- 閉会
(配布資料)
- 資料1
- 基本問題専門調査会の検討状況及び今後の進め方について
- 資料2
- 女性の政策決定参画状況調べ
- 資料3
- 第4回男女共同参画会議基本問題専門調査会議事録(案)
(概要)
- 岩男会長より、第5回男女共同参画会議において「選択的夫婦別氏制度に関する審議の中間まとめ」を報告したこ と、小泉総理大臣から「女性のチャレンジ支援策」について検討するよう指示があったこと等について、説明が行われた。
- 内閣府より、「女性の政策決定参画状況調べ」をもとに、様々な分野における女性の参画の現状を説明した後、今後 の検討方針について自由討議が行われた。
- 岩男会長
- 女性のチャレンジ支援策の検討にあたっては、横への広がり、上への広がりというように、広く考えていって はどうか。
- 古橋委員
- 政治、職域、家庭、地域社会といった場の問題、また、女性のエンパワーメント、ネットワークのあり方といっ た問題も重要ではないか。
- 八代会長代理
- 税制、社会保障、男性の働き方など、女性の参画が進まない原因を考えていく必要がある。
- 樋口委員
- 「女性の元気、男性のゆとり、社会の活気」ということだと思う。男女ともに活気を持つ、すなわち、仕事一辺 倒の男性も、家庭一辺倒の女性も変わていく必要がある。
- 猪口委員
- 補助金を付与する相手方に、ジェンダー・センシティビティを要求することも考えられる。また、各種の団体 に女性の参画状況を問うだけでも、意味があるのではないか。
- 寺尾委員
- 政府調達のさいに、相手方に男女共同参画を求める場合、その基準を設定することが有効である。
- 竹信委員
- 福岡県福間町では、男女共同参画条例によって、入札の際に、男女平等措置の届出を求めることとしてい る。
- 住田委員
- チャレンジ支援は、単に一部のエリート層の女性を生むものではない、ということを銘記すべき。
- 山口委員
- 新たな分野を最初に開拓する女性を激励することが大事である。また、企業等で、どのようにしたら女性が 管理職になることができるのかといった構造的なものを追い求めることが必要である。
- 伊藤委員
- 総合的な学習の時間や生涯学習等を活用し、女性のエンパワーメントを促進する必要がある。
- 高橋委員
- 女性の参画に対してディスインセンティブな制度を考えるとともに、より積極的な施策へのアイデアを検討 する必要がある。
- 松田委員
- 女性のチャレンジ支援は男性のためでもあるという視点が重要ではないか。
- 内閣府より、男女共同参画に関する基本的な考え方に関する論点について、当面の検討の進め方について説明があった。
(以上)
(以上)