理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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村松容子仮イメージ

各種データやアンケート調査等から、最近の病気の発生状況や入院状況、病気の際に必要となる治療費等について分析をしています。このほかにも分析テーマは色々ありますが、どのテーマにおいてもデータを正確に読み取ることが大切な仕事だと思います。

理学系分野を選択した時期・理由

子どもの頃から地学や鉱物に関心を持っており、最終的には地球物理学を専攻しました。受験科目としても数学や物理が好きでしたので、迷うことなく理工系に進学することにしました。

しかし、“理工系の人より理工系的発想をする文系の人”や、“文系科目が得意な理工系の人”と接する中で、就職先は「理系/文系」といった区分をあまり意識せずに選びました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

現在は、金融系のシンクタンクで働いています。学生時代の専攻とは離れた分野ですが、統計処理やモデル化、シミュレーションなど数字と接する機会が多く、大勢の理工系学部出身者が活躍しています。

私の場合は、データを集めたり、集めた膨大なデータを分析した結果、自分が見たいと思っていた事象が見えたときに分析のおもしろさを感じます。分析の過程では、学生時代に学んだ数理の知識やデータを眺める習慣を活かすことができているのではないかと思っています。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

理工系出身者には、学生時代の専攻を直接役立てることができるような仕事もあれば、私のように学生時代の専攻とは離れた分野で数理的な知識を活かすような仕事もあり、将来に向かっての選択肢は幅広いと思います。理工系には確かに女子学生は少なかったですが、学生時代も、仕事をする上でも、男性か女性かを意識する場面はほとんどありません。理工系に関心があれば、進路の一つとして検討してみてはどうでしょうか。

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