理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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富﨑松代仮イメージ
  • 富﨑 松代 さん
  • 奈良女子大学理学部教授

理学系分野を選択した時期・理由

小学校、中学校、高等学校と理系科目が好きでした。自然環境に恵まれていたことも一因かもしれません。高校卒業間近になり、将来は数学の教師になりたいと思うようになり、数学科への進学を決めました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

教育と研究に携わっています。教育は、先人達によって積み上げられた研究を振り返り、学生達がその研究の背景も含めて理解することを助ける作業です。研究が先へ先へと進んでいきますから、教えることが増加していきます。いかに整理して伝えるか、難しいけれど楽しい作業です。研究は、定められた仮定の下でいかなる結果が導けるかという論理思考と検証計算の繰り返しの作業です。これも、難しいけれど楽しい作業です。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

数学は、定められた約束事だけを用いて仮定から結論へ辿りつく論理の学問です。簡単なことを論理的に重ね合わせて、様々な現象を記述することができます。このようなことが科学の基礎を支えることに結びつきます。本質を見抜き必要なものだけを準備して結論へ辿りつきます。日常生活で、何故だろうとか不思議だなと感じることがあれば、放置せずに調べて下さい。論理思考の世界に性差別はありません。自分の自然な発想を大切にして、責任をもち他者への配慮を忘れないで行動すれば、いつでもどこでも社会のあらゆる場面に男性も女性も同等にいる時代が来るはずです。若い人たちは、男女を問わずパソコン・携帯電話等の機能を十分に使いこなしています。同様にその頭脳をその機能を十分に使いこなして欲しいと思います。

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