先輩からのメッセージ

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青木珠緒仮イメージ
  • 青木 珠緒 さん
  • 甲南大学理工学部 物理学科 教授
  • 研究分野:光物性物理学、光を用いて物質の電子状態を調べる実験を行っています。
  • 所属学会:物理学会、応用物理学会

理学系分野を選択した時期・理由

理系を選択したのは高校2年生頃で、物理の先生の授業が面白く、数学も好きだったからだと思います。ただ、それは「勉強」としての理系科目が好きだったということで、研究という方向には目が向いていませんでした。 この分野で研究を行いたいと漠然と考えるようになったのは、大学3年生のころです。学生実験で、ある程度まとまった期間、光物性の研究室で実験を行い、英語の文献を勉強して、実験結果について考察しました。そのレポートを先生に提出したとき、実験データのファイルが壁の棚一面に置かれている部屋で講評を受け、このようなデータをとり集めていく人生も良いなあと思ったのを覚えています。

両方とも高校の物理の先生との出会い、大学の研究室の先生や先輩との出会い、というのが大きかったと思います。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

実験物理の面白さは、実験から真実を読み取ること、だと思います。

当然、いろいろと理論に基づいて予想したりして、実験に臨むのですが、自然現象はもっと奥深く、予想どおりではない結果が得られることがよくあります。その不一致は予想したときに「考えに入れていなかったこと」があることが原因です。結果を丹念に分析し、考えていなかった点が明らかになり、いろいろな実験結果がすっきりと理解できるようになる瞬間はとてもエキサイティングです。

また、共同研究などを通じて国内外の素晴らしい研究者の方々とご一緒し、いい刺激を受けることができるのも魅力的です。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

私が大学生のころ物理学科で女子学生は1割程度でしたが、その少なさは今でも変わらないように感じます。国際会議などでも、日本の女性研究者の参加は少ないね、と声をかけられることが時々あります。この少なさの一因には女性が理系研究者を志そうとした時の周りの反応にもあるかもしれません。私自身、博士課程に進学するときには両親に心配されました。研究者を志すのは性別によらず楽な道ではないと思いますが、少なくとも私自身は女性であることを特にハンディと感じることなくやってこれました。目立ってしまうことはありましたが、その分応援して下さる方もおられます。子育てなどと仕事の両立という点は本当に大変ですが、理系研究者に限らないことですし、綱渡りながらも意外に何とかなるもの、ですよ。何とかなる世の中であってほしいですね。

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