理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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小机わかえ仮イメージ
  • 小机 わかえ さん
  • 神奈川工科大学 工学部
  • 機械工学科 教授

工学系分野を選択した時期・理由

小学生の頃から、算数が大好きでした。小学4年生の頃の、"将来どんな職業につきたいか"という作文で、"算数が関係する職業につきたい"と書いた記憶があります。小学6年生になると、算数の教育に熱心な先生の指導を受けて、益々算数が好きになりました。中学、高校になると、数学に加えて、理科が大好きになり、本屋で科学の啓蒙書を買って読んだり、上位年次の理科の参考書などを買って、独学していました。大学受験のときは、迷わず理系を選択しました。大学の入学志願書に、第一希望を理学部数学科、第二希望を理学部物理学科と書きました。理工系を選択したのは、とにかくおもしろい、いろいろな現象を定量的に説明できる、数学がおもしろい、ということに尽きると思います。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

私の専門は、いろいろな現象の数値シミュレーションです。ある現象(振動や騒音など)を数学的に解析し、実際に数値により計算することにより、仮説の正しさの検証や、新しい現象の発見などを試みます。予想通りの結果が得られたときなどは、達成感がありますし、うまく結果が出なかったときは、それに対する対策を考えるなど、興味は尽きません。このような研究は、大学時代に学んだ物理の知識も生かせることができますし、自身の好奇心も満足させてくれます。また、教育でも、若い学生さんたちに、数学や力学、コンピュータの基礎などを教えることにより、過去に自分が学んだ分野でも、忘れていたり、知らなかったことを見つけることができ、やりがいはあります。また授業で出した課題に取り組む学生さんたちの真摯な様子に接し、達成感を感じることもあります。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

とかく、理工系は男子学生の世界と写ることもあるかもしれませんが、最近は女子学生も段々増えてきています。女性だから向いていない、とか、男子学生ばかりなのでは、と不安を感じることもあるかもしれませんが、最近は理工系でも女性のエンジニアや女性の大学教員は過去に比べて増えてきています。理工系に進んだ先輩の声に耳を傾け、自身の興味を感じる分野にどんどん挑戦して下さい。

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