先輩からのメッセージ

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先輩に質問!
高野真希プロフィール写真
  • 高野 真希 さん
  • 富山大学大学院理工学研究部(工学)
  • 助手

微生物を用いた有用物質生産に関する研究を行っています。生物工学、化学工学、農芸化学など幅広い分野の視点から微生物の挙動をとらえることで、ものづくりだけでなくメカニズムの解明についても取り組んでいます。

工学系分野を選択した時期・理由

理系科目が特別好きだったわけではなく、実は中学、高校を通して得意科目は国語と英語でした。これだけを見ると文系を選択するのが一般的に見えますが、高校2年生で文系・理系の選択に迫られた時、まだ目標のなかった私は漠然と「理系の方が将来選択の幅が広がる」と思い、理系を選択しました。数学、理科は苦手ではなかったため、理系へ進むことは苦ではありませんでした。理科の選択科目については生物を選ぶ女子が多い中、物理を選択しました。多くの大学が2次試験に化学と物理を設定していたため、これも「選択の幅を広げるため」でした。将来に対してのビジョンが曖昧だったため、この後も現在の専攻に落ち着くまではかなりの紆余曲折がありましたが、そのおかげで自分に合った仕事に就くことができています。やりたいことがわからない場合は「出口の幅が広い方」この選択は間違っていなかったと思います。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

私の研究対象は微生物です。小さな細胞ですが人の役に立つ素晴らしい能力を秘めていて、そのメカニズムが少しずつ明らかになり、それを「ものづくり」へつなげていけるのが「工学部」の最大のおもしろさです。研究者というと頭の固いイメージですが、研究者だからこそ柔軟な発想で物事をとらえ、様々な発見をすることができるのだと思います。

また、大学という職場は常に学生と接する場でもあります。学生から社会人へと人生で最も大切な選択の手助けをするというのは、責任も大きいですが喜びでもあります。

さらに、研究者というのは男女の区別がありません。プライベートとのバランスという意味では負担が大きいイメージですが、研究者としては男女対等です。男性の先生がたも対等な目線で見てくれます。特に理系は女性研究者が少ないのですが、差別せずに一研究者として接していただけるので、自分でもその自覚をしっかり持つことができます。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

「理系」「文系」のどちらかを選ばなくてはいけないというのは、かなり難しいことだと思います。とくに女子の場合はその中間に属する人もたくさんいると思います。でもそういう人こそ理系を選んでほしいと思います。なぜなら理系といえども論文や資料は日本語や英語ですので、文章力が求められるからです。理系に進む方は理系科目は得意ですが語学が苦手な場合が多く、実験結果を理論的に説明することができません。他の研究論文(英語)を読むことも苦手です。ですので、語学が苦手でなく進路に迷っている女子の方はぜひ理系にも目を向けてみてください。

現在、多くの大学が「理系女性研究者」を求めています。理系の分野というのは案外、女性的な発想の方が適している場合もあります。難しく考えず、こういう仕事もあるということを知ってもらえると嬉しいです。

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