先輩からのメッセージ

「先輩からのメッセージ」のトップページに戻る

先輩に質問!
杉原数美仮イメージ
  • 杉原 数美さん
  • 広島国際大学 薬学部 環境衛生薬学教室 教授
  • 【研究(職務)分野・内容】
     環境衛生学、衛生化学、薬物代謝学
  • 【所属学会】
     日本薬学会、日本薬物動態学会、日本毒性学会、日本生化学会、日本環境ホルモン学会、等
  • 【主な論文、これまでに開発した製品、顕彰】
     Xenobiotica (2013), 43(11), 956-962. ; Drug Metabolism and Pharmacokinetics (2013), 28(3), 269-273. ; Journal of Toxicological Sciences (2013), 38(2), 215-223. ; Xenobiotica (2013), 43(6), 514-519. ; Toxicology, 314, 22-29, (2013). ; Food and Chemical Toxicology (2013), 57, 227-234. ; Toxicology and Applied Pharmacology (2013), 272(1), 137-146. ; Journal of Toxicological Sciences (2013), 38(3), 513-521. 等。

理工系分野を選択した時期・理由

子供の頃より理科好きで、高校でも迷わず理系を選択しました。

現在は薬学部にいますが、実は生き物より機械好きで、小学生の頃はモーターやラジオなどの組み立てに熱中し、将来の夢を聞かれたら「宇宙飛行士」と答える当時とすれば少し変わった女子でした。宇宙飛行士も、今や夢というより現実的な職業になりましたが、当時「宇宙」という言葉は夢と希望に満ち溢れていました。

理系でも、大学進学時に何を専攻するか決定しなければなりません。工学系に興味があったのですが、その頃女子で工学部に進学する人も少なく、就職も難しいといわれ、資格が取れる理系ということで薬学部に進学しました。希望というより、現実的な選択でした。しかし、薬学では化学、物理、そして生命科学と幅広い学問を学ぶことができ、進路も医療から衛生行政、研究開発等々と様々で、ベストな選択だったと思っています。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

現在、「環境衛生薬学」という研究室で、薬毒物の代謝酵素、環境汚染物質の生体への影響などを研究しています。大学での研究は、自分の発想で研究を行い実証していくという喜びがあります。現在の所属は薬学部ですが、その枠にとらわれることなく、興味を持った研究テーマに取り組むことが出来るのがアカデミックでの研究の魅力だと思っています。

更に最近は、一般の人々にも研究の成果を還元したいと考え、積極的な社会活動や地域社会への参加なども実践しています。市民の方々や他分野の研究者と交流することにより新たな研究の展開もあり、日々新しい発見を楽しんでいます。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

私が大学を卒業する頃は、「男女機会均等法」もまだなく、公務員ですら「男子のみ」という採用条件のところもありました。国連の「女子差別撤廃条約」の批准により「男女機会均等法」、その後「男女共同参画社会基本法」など法律も整備され、男性ばかりだった分野にも女性が徐々に進出出来るようになってきました。更に、現在は少子化もあり、本キャンペーンのように労働人口確保のための積極的女性活用が推進されています。育児・介護休暇制度も普及してきましたし、これまでの長時間労働ではなく、男女共にライフスタイルに合わせた労働時間を選択できるようになってきています。これから社会に出る皆さんは、先輩たちが差別と戦いながら切り開いてきた道とこれら法律・制度に守られ、自分の能力を活かし様々な分野で活躍することが可能です。

私が進んだ薬学は、理系でも異色で女性の比率が高い学部でした。現在は男女ほぼ同数になってきていますが、専門的薬剤師、医薬品開発・研究、そして私の携わっている環境保全、毒性研究など多様な進路があり、女性でも多くの人が専門的な職業に就いて活躍しています。皆さんも自分の能力・才能を活かせる道を見つけ目標を持って進んで下さい。私たちも後輩たちが夢を実現できる社会になるように、毎日精一杯自分の仕事に精進しています。

「先輩からのメッセージ」のトップページに戻る

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019