第4章 教育・研究における男女共同参画

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第4章 教育・研究における男女共同参画

本章のポイント


第1節 教育をめぐる状況

  • 女子の大学(学部)への進学率は平成期を通じて大きく上昇したが,なお,男子より低く,理学,工学で女子学生割合が特に低い等,専攻分野によって男女の偏りがある。
  • 高等学校への進学率は,ここ数年間わずかに低下し,大学院への進学率は10年来低下傾向にある。
  • 専門職学位課程への社会人入学者に占める女子学生の割合は,修士課程への社会人入学者に占める女子学生の割合に比べて低い。
  • 社会人の学びの理由は,仕事のためが男女とも最多。家庭のためは女性が男性より多い。
  • 教員に占める女性の割合は,教育段階が上がるほど,また上位の職になるほど低い傾向があるが,短期大学は教員に占める女性の割合が他と比べて高い。

第2節 研究分野における男女共同参画

  • 研究者に占める女性の割合は緩やかな上昇傾向にあるが,平成31(2019)年3月現在で16.6%と,諸外国と比べて低い。
  • 研究者の大半を占める工学・理学分野の女性研究者割合が特に少ない。