男女共同参画白書(概要版) 平成29年版

本編 > II > 第2部 > 第10章 男女共同参画の視点に立った各種制度等の整備

第10章 男女共同参画の視点に立った各種制度等の整備

  • 「待機児童解消加速化プラン」に基づき,保育所等整備に必要な予算を確保し地方公共団体の積極的な取組を支援している。また,「企業主導型保育事業」により,5万人分の受け皿拡大を進め,子ども・子育て支援の提供体制の充実を図る。保育の受け皿拡大に伴い必要となる保育人材の確保のため,処遇改善や新規資格取得者の確保,就業継続支援,離職者の再就職支援など,引き続き総合的な対策を講じる。
  • 平成29年6月には,今後も女性の就業率の上昇や,保育の利用希望の増加が見込まれる中,「子育て安心プラン」を公表し,待機児童解消に必要な受け皿約22万人分の予算3年分を31年度末までの2年間で確保し,遅くとも32年度末までの3年間で全国の待機児童を解消することとしている。さらに,34年度末までの5年間で,女性就業率80%にも対応できるよう,約32万人分の保育の受け皿を整備することとしている。
  • 文部科学省及び厚生労働省では,「放課後子ども総合プラン」に基づき,放課後児童クラブ及び放課後子供教室の整備をしており,平成29年度は,放課後児童クラブについて,施設整備費の補助率嵩上げを継続するとともに,運営費補助基準額の増額や,放課後児童支援員等の処遇改善などの人材確保対策等を推進することとしている。