男女共同参画白書(概要版) 平成28年版

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第6章 科学技術・学術における男女共同参画の推進

  • 平成28年1月に閣議決定された「第5期科学技術基本計画」に掲げられた数値目標の達成に向けて,研究等とライフイベントとの両立を図るための支援や環境整備,女性リーダーの育成・登用,次代を担う女性及びその保護者への科学技術系の進路に対する興味関心の醸成等の取組を促進する。
  • 文部科学省では,新たに,研究と出産・育児・介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど優れた取組を体系的・組織的に実施する大学等を選定し,支援する「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」を実施する。
  • 独立行政法人日本学術振興会においては,出産・育児により研究を中断した研究者に対して,研究奨励金を支給し,研究復帰を支援する「特別研究員(RPD)事業」を引き続き推進する。
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構では,科学技術分野で活躍する女性研究者・技術者,大学生等と女子中高生の交流機会の提供や実験教室,出前授業の実施等,「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」を実施する。平成28年度は,保護者・教員等への取組も積極的に実施する。
  • 経済産業省では,理系女性自身が持っているスキルと産業界が求めるスキルの見える化を行うことにより,女性自身がどのようなスキルを身につければ良いか把握できるような仕組みの構築を支援する「理系女性活躍促進支援事業」を実施する。