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1 平成25年度男女共同参画社会の形成の状況

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第3節 男女共同参画に関する男女の意識の現状と変化

1.女性の就業に関する男女の意識

(妻の就業と母の就業)

女性の就業に関する意識は,おおむね男性よりも女性の方が肯定的であり,到達した教育段階が高いほど,また年齢階級が若いほど肯定的な傾向が見られる。ただし,男女を教育段階別に見ると,40歳代から60歳代の「大学卒」(高専,短大,大学院卒を含む)の男性と「高等学校卒」(中学校卒を含む)の女性では,ほぼ同水準か,あるいは「高等学校卒」の女性の方が否定的な傾向を示している(1-特-25図)。

1-特-25図 女性の年齢階級別配偶状況(平成24年) 別ウインドウで開きます
1-特-25図 女性の年齢階級別配偶状況(平成24年)

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(独身者男女の性別役割分担意識)

「結婚後は,夫は外で働き,妻は家庭を守るべきだ」という考え方に対する独身者男女の賛成者の割合の世代別特徴を年齢階級別・到達した教育段階別に見ると,教育段階を問わず,男性の方が世代による差異が大きく,若い世代ほど賛成者の割合がおおむね低くなっている。また,男女を問わず,教育段階が高いほど賛成者の割合が低い傾向が見られる。中学校・高校卒業者では,昭和53年以降生まれの世代において,賛成者の割合は男性と女性はほぼ同水準となっており,年齢階級によってはむしろ男性の方が低くなっている。一方,大学卒業者については,世代によらず男性の方が賛成者の割合が高い。ただし,中学校・高校卒業者の女性と大学卒業者の男性では,48年以降生まれの世代についてほぼ同じ水準になっている。また,大学卒業者の女性では,38年以降生まれの世代は37年以前生まれの世代と比べて賛成者の割合が高くなっている。以上のことから,全般として,若い世代ほど,男女の差が縮小していることがうかがわれる(1-特-26図。世代別分析の見方については,「【参考】世代別分析のねらいと結果の見方」を参照)。

1-特-26図 年齢階級別教育段階別「結婚後は,夫は外で働き,妻は家庭を守るべきだ」という考え方に対する賛成者の割合の世代別特徴(男女別) 別ウインドウで開きます
1-特-26図 年齢階級別教育段階別「結婚後は,夫は外で働き,妻は家庭を守るべきだ」という考え方に対する賛成者の割合の世代別特徴(男女別)

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2.生活全般に関する男女の意識

(仕事と生活の調和に関する希望と現実)

仕事と生活の調和に関する希望と現実について平成19年から24年の推移を見ると,男女とも傾向に大きな変化は見られない。男女とも,現実に「仕事」が優先の生活になっている者の割合が,「仕事」を優先したいと考える者を上回っている。また,男女とも,「「仕事」と「家庭生活」をともに優先」及び「「仕事」と「家庭生活」と「地域・個人の生活」をともに優先」について,現実の割合が希望を下回っている。一方,「「家庭生活」を優先」については,男性は現実が希望を若干下回っているのに対して,女性は,希望する割合が男性より大幅に高く,かつ,現実の割合が希望を大きく上回っている(1-特-27図)。

1-特-27図 仕事と生活の調和に関する希望と現実の推移(男女別,平成19年→24年) 別ウインドウで開きます
1-特-27図 仕事と生活の調和に関する希望と現実の推移(男女別,平成19年→24年)

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(幸福度と生活満足度)

従来,男性に比べて女性の方が一般に幸福度が高かったが,近年,男性との差が縮小する,あるいは逆転する,という現象が欧米で見られる(Stevensonand Wolfers(2009)等4)。我が国について平成12年から22年の状況を見ると,男女の差に大きな変化はなく,「現在幸せである」と感じている女性の割合が男性の割合を上回る状況が続いている(1-特-28a図)。

幸福度と密接に関わると考えられる生活満足度でも,平成22年において,「配偶者との関係」を除き,やはり女性が男性を上回っている(1-特-28b図)5

平成22年において,幸せであると感じている男女を,年齢階級別かつ到達した教育段階別に見ると,「高等学校卒」(中学校卒を含む)の男女では,若年層と高年齢層で幸福度が高くなるU字カーブが見られるが,「大学卒」(高専,短大,大学院卒を含む)の男女では年齢階級による一定の特徴は見られない。また,男女とも,教育段階による幸福度の差は年齢階級によって異なり,特定の傾向は見られない(1-特-28c図)。

さらに,平成22年において,「現在幸せである」と感じている男女を就業状態別に見ると,「正規雇用者」を除く全てにおいて,女性が男性を上回っている。項目別では,男女とも,最も幸福度が高いのは「学生」であり,最も低いのは「失業者」となっている。「学生」の次に幸福度が高いのは,男性は「自営業主・家族従業者」,「正規雇用者」,「退職者」の順であり,女性は「退職者」,「主婦」,「自営業主・家族従業者」の順である。「非正規雇用者」の幸福度は,男女とも平均を下回っており,女性では,「正規雇用者」も「非正規雇用者」とほぼ同水準となっている(1-特-28d図)。

1-特-28図 幸福度と生活満足度(男女別) 別ウインドウで開きます
1-特-28図 幸福度と生活満足度(男女別)

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平成22年において「現在幸せである」と回答した者の割合を世帯員当たり世帯収入別に見ると,男性は300〜450万円未満がピークとなっているが,女性は世帯員当たり世帯収入が高くなるほど幸福度が高い右肩上がりの傾向を示している(1-特-29a図)。また,配偶状況別に見ると,男女とも「現在,配偶者がいる」者の幸福度が最も高くなっている(1-特-29b図)。さらに,「現在幸せである」と回答した有配偶男女を妻の就業状態別に見ると,妻が「自営業主・家族従業者」の場合に夫の幸福度が最も高く,妻の幸福度も4割を超えている。妻が「主婦」の場合に妻の幸福度が最も高いが,夫の幸福度は30.2%と低い(1-特-29c図)6

1-特-29図 幸福度が高い男女の特徴(平成22年) 別ウインドウで開きます
1-特-29図 幸福度が高い男女の特徴(平成22年)

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4Stevenson, Betsey and Justin Wolfers (2009). “The Paradox of Declining Female Happiness,” American Economic Journal: Economic Policy 2009, 1:2, 190-225.

51-特-28b図の数字は,数値が小さいほど幸福度が高いことを意味している。

6様々な変数を統制した場合でも我が国の有配偶の女性において専業主婦の幸福度が高いことは,学術論文でも指摘されている。 Oshio, T., Nozaki, K., & Kobayashi, M. (2013). Division of household labor and marital satisfaction in China, Japan, and Korea. Journal of Family and Economic Issues, 34(2), 211-223., Lee, K. S., & Ono, H. (2008). Specialization and happiness in marriage: A U.S.–Japan comparison. Social Science Research,37(4), 1216-1234.等を参照。

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