平成23年版男女共同参画白書

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第3節 女性と起業

(APECにおける女性と起業)

「横浜ビジョン~ボゴール,そしてボゴールを超えて」と題されたAPEC首脳宣言には,ビジネス及び政府は,女性の起業家精神及びより大きなリーダーシップを促進することにより,ファイナンス,教育,訓練,技術及び保健制度への女性のアクセスを改善することが盛り込まれている(コラム1〈参考2〉)。

また,女性と起業に特化した会合としては,平成22年10月に開催された女性起業家サミット(WES)が挙げられる(コラム2)。

コラム2 APEC女性起業家サミット(WES)の開催

(女性による起業理由)

起業を希望する女性にその理由を尋ねると,自分の裁量で働きたい,技術・資格・知識の活用といった理由を挙げる者が多い(第1-3-7図)。財団法人女性労働協会が実施した「起業セミナー」の受講者を対象とした調査によると,既に起業した人の77.1%が,これまでに就業経験を持つ分野において起業をしたと答えている。

一方で,女性が起業しようとする際には「知識・ノウハウの不足」,「自己資金不足」などが課題となっている。

第1-3-7図 起業を希望した理由(複数回答) 別ウインドウで開きます
第1-3-7図 起業を希望した理由(複数回答)

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