性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の解消に向けた取組の一環として、自身のもつ性別役割意識をはじめとするアンコンシャス・バイアスについて認識するとともに、理解を深めることなどを目的に、令和3年度、令和4年度に実施した性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究の結果等を踏まえ、令和4年度からワークショップを開催しています。
令和6年度は、令和6年10月から令和7年1月にかけて計5回開催しました(地方公共団体向け2回、企業向け3回)。
また、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2024(女性版骨太の方針2024)」において、「『オールド・ボーイズ・ネットワーク』の存在についてのホームページ・SNS等の様々なコンテンツを活用した情報発信、地方公共団体や経済団体等を対象としたワークショップの開催等の啓発活動を実施する。」とされたことを受け、新たな課題として「オールド・ボーイズ・ネットワーク」についてもワークショップの中で取り扱いました。
- 1.日時
令和6年10月 8日(火)14:00~16:00 自治体向け①
令和6年10月29日(火)14:00~16:00 企業向け①
令和6年11月18日(月)14:00~16:00 自治体向け②
令和6年11月29日(金)14:00~16:00 企業向け②
令和7年 1月10日(金)14:00~16:00 企業向け③
- 2.場所
オンライン開催(Zoom使用) - 3.対象者
【地方公共団体向け】男女共同参画関連施策、広報、人事業務に従事する担当者
【企業向け】経済団体やメディア分野関連団体などに加盟する企業 - 4.講師
家島明彦准氏(大阪大学キャリアセンター准教授(副センター長)、大阪大学ダイバーシティ&インクルージョンセンター兼任) - 5.主催
内閣府 男女共同参画局
ワークショップの内容について
全体向け講義
主催者(内閣府男女共同参画局総務課)からの挨拶の後、全体向け講義として、講師の大阪大学家島明彦准教授から、「心理学者と学ぶ「バイアス」の予防と対処」と題して心理学に基づき、「錯視」や「ステレオタイプ」により、人間の直感が時に間違うことがあるということを導入として、「アンコンシャス・バイアス」や「オールド・ボーイズ・ネットワーク」について知り、予防法と対処法として、「知識・技能・態度」と「環境・制度」が重要であるとの説明がありました。
講師の家島明彦准教授
大阪大学キャリアセンター准教授(副センター長)、大阪大学ダイバーシティ&インクルージョンセンター兼任
講義資料の一部抜粋
グループディスカッション、発表・意見交換
全体向け講義の後、参加者がグループに分かれ、 ・個人の対策(自分がすること、できること) ・組織の対策(自組織ですること、できること) について、自組織の取組事例の紹介、現状と課題の共有などを行い、グループとしてのとりまとめを発表しました。
グループのとりまとめ事例
参加者の感想(一部をご紹介)
・同じような悩みを抱えていると感じた。
・オールド・ボーイズ・ネットワークという言葉を始めて知りました。
・アンコンシャスバイアスは人間が生活していく上で本能的な獲得してきた機能であるが、悪い側面もあるということ。良い部分と悪い部分があるため、非常に啓発することが難しいと感じた。
全体向け講義資料 ※公開可能な部分のみ抜粋しています
関連リンク
・令和3年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究
チェックシート [PDF形式:389KB]
事例集 [PDF形式:989KB]
・令和4年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究
・普及啓発用動画
動画(令和4年11月公開)はこちら
動画~PART2~(令和5年10月公開)はこちら