賛同者ミーティング第8回会合を開催
令和2年11月18日、第8回「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言の賛同者ミーティングをオンラインで開催しました。
平成26年に9名で始まったこの会は、女性活躍推進に積極的な企業団体のトップの男性リーダーが集まり、現在250名近い男性リーダーへ賛同の輪が広がっています。当日は、男性リーダーと企業団体の役員等オブザーバーの約160名にご参加いただき、闊達な意見が飛び交い、大変な盛り上がりを見せました。
※「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言の賛同方法はこちらをご覧ください。
開催概要
1.橋本聖子 内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 女性活躍担当大臣 開会挨拶
橋本大臣は開会にあたって、選択的夫婦別氏の問題についても語り、女性活躍を推進するには働く女性の課題に耳を傾け、ひとつひとつ解決していく必要があると述べました。
-
内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
橋本聖子
2.講演
米国コロンビア大学国際公共政策大学院Senior Adjunct Professor and Adjunct Senior Research Scholar 本田 桂子氏より、「次世代女性リーダーの育成における組織トップの役割」というテーマで、ご自身の経験を踏まえてご講演いただきました。
-
本田 桂子 氏
続いて、「女性活躍推進のためのクオータ制の実践」と題して、山田・尾﨑法律事務所 弁護士 山田 秀雄氏により、日本弁護士連合会の副会長にクオータ制が導入された際の事例等について講演が行われました。
-
山田 秀雄 氏
3.グループディスカッション
賛同者が、グループ毎に「コロナ下で組織において変化のあったこと」の紹介や「女性役員・女性管理職登用のために、男性リーダーとしてコミットしていること」「男性リーダーとして今後取り組むべき課題」などを意見交換しました。
グループディスカッションの終わりには、賛同者の皆様の考える「私の行動宣言」をそれぞれがフリップボードに記載しました。
4.橋本聖子 内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 女性活躍担当大臣 閉会挨拶
ミーティングの最後には、橋本大臣が再度登壇し、様々で熱心なご議論を頂戴したことの感謝と共に、女性活躍推進における組織トップのコミットメントの重要性について語りました。加えて、官民で力を合わせて、あらゆる分野における女性の参画拡大の促進をしてきたいと述べました。
橋本大臣閉会挨拶の様子
グループディスカッションご意見概要
◆ご意見まとめ
・役員登用を進めたいが、理想通りに進まない 。でも、何とかして女性の役員登用を進めていかないと、会社の未来、日本の将来はない。経営トップが覚悟を決めて言い切っていきたい。
・営業部門や製造部門などの女性の活躍に関して難しいところがある、というのが共通の課題であった。
・登用に向けては自然体ではなく早期に進めていくことが必要であり、ポジションも男性の指定席であるところに女性を登用していかなければならない。そして、このようなことが実現できるのはトップであり、皆で進めていこうとエールを交換した。
・一番大きな共通した声は、男性の意識改革の必要性。いかに男性を中心とした社員全体の意識を変えていくか、そこでリーダーの手腕が問われているということで、皆で励ましあった。
・他社のベストプラクティスを学び、それを導入したことが大変効果的だった。
・共通していたのは、女性活躍推進をするためには、アンコンシャスバイアスをいかに取り除くかということ、また、トップのコミットメントが重要であるということ。
・地方創生もジェンダーギャップの解消が重要であり、地方での男女平等、家庭内でのアンコンシャスバイアスを考える必要がある、ということを感じた。
◆賛同者による「私の行動宣言」 (※氏名五十音順)
当日のご感想
※オブザーバーを含む
◆基調講演
・数値目標を据えることの是非について様々な意見がある中、目標を堂々と掲げて施策を進めていくことに勇気と自信をもらえた。
・取組を反対する方の説得法を示してもらえたのが分かりやすかった。
・「女性活躍」についての社会的課題が理解できた。
・女性活躍加速化には、トップが発信していくことが不可欠と再認識した。
・社内においてD&Iを進めていく中で、大変示唆に富み、参考になる話だった。
◆グループディスカッション
・少人数でのディスカッションは、中身も深く議論できるため、大変盛り上がった有意義な機会となった。
・業種が異なる方々の意見は、刺激になった。官民学の話が色々聞けて非常に面白かった。
・企業の経営トップが女性活躍推進についての取り組みや課題等を直接意見交換、議論できる貴重な場であると感じた。
・他の男性リーダーと直接意見交換できたことは、刺激になるとともに、ここで生まれたネットワークを大事にしていきたいと思った。
・自組織の取り組みが、どの段階にあるか把握でき参考になった。
出席された賛同者の皆様 ※敬称略 氏名五十音順
- 阿部 俊則
- 積水ハウス株式会社 代表取締役会長
- 安藤 孝夫
- 三洋化成工業株式会社 代表取締役社長
- 池田 憲人
- 株式会社ゆうちょ銀行 取締役兼代表執行役社長
- 石坂 茂
- 株式会社IBJ 代表取締役社長
- 石田 建昭
- 東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者
- 石橋 邦裕
- ブルームバーグ 在日代表
- 伊藤 秀二
- カルビー株式会社 代表取締役社長兼CEO
- 伊東 信一郎
- ANAホールディングス株式会社 取締役会長
- 稲垣 精二
- 第一生命保険株式会社 代表取締役社長
- 大塚 芳正
- 社会福祉法人美芳会 理事長
- 大森 雅夫
- 岡山市 市長
- 菊地 豊
- 伊豆市 市長
- 木村 浩一郎
- PwC Japanグループ 代表
- 工藤 英之
- 株式会社新生銀行 代表取締役社長
- 古出 眞敏
- アフラック生命保険株式会社 代表取締役社長
- 古賀 博文
- 三井倉庫ホールディングス株式会社 代表取締役社長
- 小長井 義正
- 富士市 市長
- 小林 敬一
- 古河電気工業株式会社 代表取締役社長
- 櫻田 宏
- 弘前市 市長
- 三幣 利夫
- 学校法人千葉敬愛学園 理事長
- ジェローム・ブリュア
- 日本ロレアル株式会社 代表取締役社長
- 篠原 弘道
- 日本電信電話株式会社 取締役会長
- 白岩 孝夫
- 南陽市 市長
- 鈴木 純
- 帝人株式会社 代表取締役社長執行役員
- 竹増 貞信
- 株式会社ローソン 代表取締役社長
- 田中 孝司
- KDDI株式会社 代表取締役会長
- 玉井 孝直
- ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 代表取締役社長
- 塚本 健太
- コマニー株式会社 代表取締役 社長執行役員
- 辻 幸一
- EY Japan 会長兼CEO
- 中貝 宗治
- 豊岡市 市長
- 永田 高士
- デロイト トーマツ グループ CEO
- 西井 孝明
- 味の素株式会社 代表取締役社長
- 橋本 修
- 三井化学株式会社 代表取締役社長
- 橋本 雅博
- 住友生命保険相互会社 取締役 代表執行役社長
- 平井 嘉朗
- 株式会社イトーキ 代表取締役社長
- 平山 宏
- 株式会社システムリサーチ 代表取締役社長
- 福田 眞作
- 国立大学法人弘前大学 学長
- マリオ・スタイン
- 株式会社ドクターシーラボ 代表取締役社長
- 丸山 将一
- エムケー精工株式会社 代表取締役社長
- 峰岸 真澄
- 株式会社リクルートホールディングス 代表取締役社長兼CEO
- 宮澤 英男
- 千葉信用金庫 理事長
- 宮本 洋一
- 清水建設株式会社 代表取締役会長
- 村上 大祐
- 嬉野市 市長
- 望月 正惠
- 株式会社オネスト 代表取締役
- 山口 明夫
- 日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役社長執行役員
- 吉岡 晃
- アスクル株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者(CEO)