数学が得意で大好きでした。答えがはっきりと出ることが私に合っていたのだと思います。数学の公式を覚えるのが苦手だったので、学校のテスト中に公式の導出を辿るところから問題に取り組んでいるほどでした。

数学が好きで大学に進みましたが、数学は新しい発見は少ない分野で研究の道には興味が向かず、IT業界に就職しました。プログラミングも学校の授業で少し触った程度でしたので、ITの世界はゼロからのスタートでした。

入社してから、アプリケーション開発、インフラストラクチャ構築などを担当し、技術力を積み重ねていきました。ITのモノづくりではプログラムなどが設計・実装した通りに動くので、論理志向の私に向いていたと思います。自分のできる事が増えるのが楽しく、夢中で取り組んでいました。

現在は、積み重ねた技術力を軸に、プロジェクトマネージャーの仕事をしています。

開発プロジェクトは、様々な分野の専門家が集まり、ひとつのゴールに向かいます。スキルや経験が違っているメンバー全員が力を発揮できるように場を整え、同じ方向を向くようにコンダクトしていくのがプロジェクトマネージャーの仕事です。

プロジェクト全体を見渡して集中し続けるので疲れる時もありますが、メンバーが生き生きと活動している姿を見たり、お客さまに喜んでもらえた時など、がんばって良かった！と思います。

産休・育休で1年以上仕事を離れることが2回ありましたが、元の職種に復帰しプロジェクトマネージャーを続けています。仕事と育児と家事との両立で大変なこともありますが、技術系の仕事がしたい！ママにもなりたい！と欲張った分、喜びや楽しみも沢山手に入れました。

入社した頃と比べると社会が大きく変わって、私の様な欲張りタイプが活躍しやすい環境になってきていると思います。やりたいことは我慢せずに、全部やってもなんとかできちゃう！と思って、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。