先輩からのメッセージ

- 吉田 安希 さん
- 大日本印刷株式会社 研究開発センター
- 研究分野:遺伝子科学
- 自己紹介:燃料電池の研究開発に携わり、トライ&エラーで日々頑張っています。
理学系分野を選択した時期・理由
高校の時に、生物の授業が面白く、目に見えない遺伝子の組み合わせでモノができているという不思議さに興味をもち、バイオサイエンスを専攻したいと思いました。
高校では、生物はもちろん好きでしたし、数学や化学に負荷を感じることがなかったのでスムーズに進みました。とにかくやりたいという興味だけで進んだ道です。
現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ
現在の私の仕事は環境に優しいエネルギー源となる燃料電池の開発です。次世代エネルギーを担う重要な開発の一つで、非常にやりがいを感じ取り組んでいます。
主な業務内容としては、各部材を集め、加工し燃料電池の発電部を作製することです。作製したものが良いかどうか、その開発成果を形にするため全国の研究所や研究機関を訪ね歩く日々。そのモチベーションを支えているのは、やはり「仕事にやりがいを感じているから」です。新規エネルギーとして燃料電池は社会的にも会社的にも期待されているテーマと考えています。その期待に早く応えたい・実現させたいという気持ちが、仕事へのやる気・やりがいに繋がっています。
また"自分でやりたい"と考えた事を元に仕事を進めることができる開発風土も、モチベーションを上げる一つだと感じます。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
今の時代、仕事では女性も男性も関係ありません。興味のあること、やりたいことに向かって仕事を進めることができるという点では、性別・年齢は関係のない時代です。それは技術者にとっても同じ事です。
重要なのはやる気と諦めない気持ち。与えられたチャンスを掴んでいけば、自分の道を切り開いていくことができると思います。