理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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先輩に質問!
尾山真知さん プロフィール写真
  • 尾山 真知 さん
  • PwCコンサルティング合同会社 テクノロジーコンサルティング部門

大手インターネットサービスプロバイダーでのシステムエンジニアやプロジェクトマネジメント等の経験を経てPwCコンサルティング合同会社へ入社しました。現在はテクノロジーコンサルティング部門にて、CIOアドバイザリーを行うチームに所属しており、お客様である企業のCIOやIT部門が抱える課題を解決する仕事をしています。大学時代の専攻は分子生物学という生物系の分野で、新卒で就いたシステムエンジニアの仕事で求められる情報工学については全く知識がありませんでした。入社後、様々なお客様との仕事を通じてシステムエンジニアとしての経験を積んだことで、テクノロジーに関する知識や、物事をロジカルに考える基礎的な力が身に付いたと思っています。お客様が持つ悩みを解決するコンサルタントとしてこれまでの経験やテクノロジーに関する知見を活かし、働きがいを感じながら日々、様々なプロジェクトに従事しています。

理工学系分野を選択した時期・理由

最初に理系分野に興味が湧いたのは小学生の頃で、父の影響だったかもしれません。父は昔から生命や宇宙、科学のことを私に話してくれていました。家に動物の本や植物の図鑑あるのが当たり前、夏休みになれば科学博物館へ足を運び、父と二人で自由研究に没頭することが多く、自然と興味の対象になっていたように思います。また、私が通っていた高校は、幼稚園から大学院まで存在する大きな学園で、多くの生徒が他校を受験せず自然と大学まで通うため、受験を前提としたカリキュラムはなく、高校3年生まで文系・理系のクラスには分かれずに全員が全教科を学ぶという方針でした。そのおかげもあってか、すべての科目に対して3年間通してじっくり向き合い学ぶことができました。そして最終的に、一番興味が湧く分野が生命科学であることを強く再認識することができ、自身でも納得した上で、大学は理系に進むことに決めました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

コンサルタントという仕事柄、日々、接するお客様は経営層や部門長といった自身より目上の方々になることが非常に多くあります。そういった方々と相対するためには自分自身が常に努力することが大切ですが、可能な限り質の高いサービスを提供することで、お客様のビジネスにとり大きな決断の一助になっていることを直に感じられることも多くあります。そのような時には非常に大きな達成感が得られ、仕事が面白いと感じます。特に最近は、様々な企業でデジタルトランスフォーメーションが求められる時代でもあり、企業が将来のビジネスを考える上では、テクノロジーは切っても切り離せない存在となっています。私自身、新しいテクノロジーやその仕組みを理解することに興味があるため、「テクノロジーをどのように活用すればお客様が幸せになるのか?」という観点で考え仕事を進めることも非常に楽しく、やりがいを感じる瞬間です。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

理系出身の女性は男性と比べて少ないと言われているため、理系に進むことや女性比率が低い仕事に就くことに躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、実際に私は女性比率が低いと言われる理系分野で学び、仕事をしていますが、男女の差を感じたことはありません。それよりも、自分が好きな分野について学生時代に思いっきり学べたという満足感の方が大きかったですし、仕事をする上でも自分の得意分野として1つの柱が出来たため、大きな自信に繋がりました。皆さんにも、自分の興味が湧く分野が女性の少ない理工系であっても、自分が「これだ!」と思うものなのであれば、躊躇うことなく進んでいただきたいです。好きな分野で思いっきり学び、仕事をすることでこれまでより一層自分の能力開発が出来るかもしれないと思います。その可能性にかけるほうが楽しい人生になると思いませんか?

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