理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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先輩に質問!
鹿島 明佳プロフィール写真
  • 日本IBMのグローバル・テクノロジー・サービスという組織に所属しています。IBMは様々な製品を扱っているのですが、私は他社製品の専門家として主にITインフラ構築に携わってきました。中国赴任を経て現在はTransformationのためClient Innovation Center Indiaの活用を推進しています。

工学系分野を選択した時期・理由

中学時代から数学が好きだったため、高校進学時には理系に進むことを決めていました。数学は何かを覚えていなくても解けるというところが面白かったのですが、暗記科目が得意ではなかったことが大きな要因かもしれません。

大学の授業で学んだソフトウェア工学・プログラミングやプロジェクト管理に面白さを感じ、IT業界に就職したいと考え、現在に至ります。実際に業務で使う知識の大部分は入社後に得たものですが、大学で学んだ理工系の基礎知識は技術をどう適用すると良いものができるのかを考え続けても飽きないという素地になっていると思います。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

一つのシステムをお客さまにご提供するためには、複数の職種や異なる部門に属する社員がかかわっていきます。多様なバックグラウンドや強みを持ったメンバーが、お客さまに喜んでいただける「ものづくり」に携わること、これが純粋に楽しいです。

一方、刻々と進化するITの世界で、お客さまのニーズの変化に対応していくためには、変化を恐れず楽しむこと、そして、日々の勉強が重要になります。例え仕事で関わらなくても、ワクワクするような最新テクノロジーを周囲で見聞きできることは、IT業界にいて幸せに思うことの一つです。

また、IBMでは技術的分野以外でも様々な国・地域の人々と日常的に交流があるのでやりがいを感じるとともに、何らかの形で去年と違うことを実現でき自分の成長を感じることができます。

そして私自身はIBMにおいて女性で不利だと思った経験はなく、これは今までモチベーション高く仕事をすることができた一番の理由かもしれません。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

ほぼIT業界しか知らないのですが、理工系分野の業界では女性が活躍し評価される土壌があるように思います。理由は身に付いた技術やスキルは嘘をつかず、「できる」が明確に現れるから。

長時間勤務で評価される時代は終わり、今後は日本でもアウトプットとジョブパフォーマンスで評価される時代になります。IT技術の進歩により柔軟な仕事の仕方が可能となりIBMでも多くの社員が実践しています。

教養・進路の両面で理工系のバックグラウントを持つことで損をすることはまずないので、悩まれている場合はぜひ理工系に進むことを考えてみてください。悩まれていない場合はそのまま突き進んでください。

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