理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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先輩に質問!
仮イメージ
  • 西岡 里菜さん
  • 関西テレビ放送株式会社
    制作技術統括局制作技術センター音声グループ

テレビ局の音声部門を担当する部署に所属しています。番組の音声スタッフとして人の声や動きを収録したり、その為に必要な機材の管理を行ったりしています。

理工学系分野を選択した時期・理由

実際に理系を選択したのは高校の文理選択を行ったときですが、志望するきっかけとなったのは小学生の時の「薬剤師になりたい」という淡い夢であったように思います。小学生から身の回りの仕組みを知ることができる理科の授業が好きで、それは高校生になっても変わりませんでした。文章から思いを読み取る国語も好きでしたが、理系の知識を学びたいという気持ちが強かったので、文理選択は迷いませんでした。高校で物理や化学を学ぶ中で、情報化が進む社会で必要となるのは情報技術分野だと感じ、大学は薬学ではなく情報ネットワークを学べる学部に進みました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

中学生の時に習った「音の三要素」を覚えていらっしゃいますか?答えは、“音の大きさ・音の高さ・音色”の3つです。このように、音はとてもシンプルに構成されていますが、そのいずれかにほんの少しの変化を加えるだけで聞こえてくる音は全く変わっていきます。そしてそんな音で、テレビを見ている視聴者の方の感情を動かすことができることに、私は魅力を感じています。私自身まだまだ勉強中の身ですが、様々な機械やシステムを組み合わせてより良い音を目指すことは大きなやりがいです。

私は大学の専攻とは直接的に関係がない音声という仕事を選びました。違う分野で学んできた知識を持っているからこそ、違う視点でシステムや業務の内容について考えることができます。大学で学ばなかった分野の知識を得られる環境で働くことはとても有意義で、それも面白さの一つです。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

是非興味を持てる何かを探して下さい。これは人によっては簡単で、人によっては難しいことだと思います。私は後者でしたがそれならば、学問や仕事に限らないで好きなことや落ち着くことを思い返してみて下さい。ジェンダーに関わらず、興味を持ったことに取り組むことが、大学で学ぶことを楽しみ、会社で働くことを楽しむことに繋がるのかなと私は感じます。

最後に、学んできた知識の活かし方は縦にも横にもあまねく広がっています。学生の間に思う存分遊んで学んで、様々な経験をされて下さい。

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