理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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先輩に質問!
上原 実結 さん プロフィール写真

大学では、電気電子工学科で電気・電子・通信・プログラム等さまざまなことを学んだ中で、社会にも自身にも双方に貢献できるような仕事を探していた時に通信のインフラ業界を知り入社しました。その中で携帯電話・インターネットなど通信に関わる電源設備の施工管理に従事し、安全に高品質なものを工期内に終わらせるために、安全・工程管理、搬入調整、手順書作成、竣工書類作成などに携わりました。
現在は、前職の知識を活かしながらAWSのデータセンターで電気・空調エンジニアとして働いています。

理工学系分野を選択した時期・理由

高校1年生の時に進路選択があり、数学が好きで理系に進むことを決めました。この時、物理はとても苦手で嫌いでしたが、将来のことを考えた時にその当時はシステムエンジニアになりたいと思い、大学で必須科目の物理・化学を選択しました。高校3年生になったとき、とても教えることが上手な物理の先生に出会い、物理は世の中のさまざまな仕組みを、数学を使って説明することができる学問と知りました。そのときに今まで勉強していた意味が「世の中を詳しく知れること」と知り、面白いと感じ、物理を好きになりました。大学では就職に選択の幅がある電気電子工学科へ進学を決め、電気・電子・通信・プログラム等さまざまなことを学びました。理系を選んだことが今の仕事にとても活きています。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

現在、SNSや動画ストリーミングサービスはいつでも繋がるもの、皆さんの生活になくてはならないものだと思います。それを見るために必要な建物がデータセンターです。そこには膨大なデジタルデータが入っているサーバがあり、そのサーバの電気を24時間365日、常に稼働させるために電気を絶やさない必要があります。データセンターは現在も世界中で急速に拡大していて、5G・IoTなどの普及にも不可欠なものとなっています。私たちは毎日建物設備の巡回・定期的なメンテナンスを行い、緊急時に最適な復旧方法を探し行動する、データセンターのお医者さんのような仕事をしています。日々、AWSを利用しているお客様のサービスを守れていることに大きな魅力を感じます。また、ダイバーシティやインクルージョンに積極的に取り組んでいます。日本で働きながら国際色がとても豊かな環境で働けること、「地球上で最もお客様を大事にする企業」であることを使命に、お客様が求めることを追求できることにも魅力やおもしろさを感じます。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

この科目は苦手だから、友達が選んでいるから等の理由で理系・文系、理科選択を決めようとしていませんか?将来のことを真剣に考える良い機会がこの文理選択だと思います。何に興味があるのか、何をしているときが楽しかったか自身について振り返ってみてください。そこにやりたいことのエッセンスがあります。その時、多くの人の意見を聞くと思います。参考にすることはとてもいいことですが、必ず最後には自身で納得した選択をすることが大切です。後悔のない選択をしてください。理系は世の中の見え方を広げることのできる学問です。少しでも興味を持ってくれる人がいればうれしいなと思います。

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