理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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YKさん プロフィール写真

液晶ディスプレイに使用されるバックライトの設計に携わる仕事をしています。
大学では化学工学を勉強していましたが、就職活動で現在の会社を知り、身近なスマートフォンに使用されているバックライトに興味を持ったことから、入社を決めました。入社後は日本で評価や設計の業務を経験し、また、中国、カンボジアなどの生産現場での試作へ出張支援を経験しました。現在は営業拠点である台北支店で技術駐在員として勤務しています。

理工学系分野を選択した時期・理由

子供のころから理数系の科目が好きで高校は理数科に進学しました。最終的な理系選択は高3になる時だったと思います。将来海外で働いてみたいという夢があったので、語学などを学べる学部に進学しようかと迷った時期もありましたが、職種に対する特別な希望が当時無かったので選択肢を広げる意味でも理系を選択しました。大学進学では、情報学部に入学しましたが、途中からものづくりへの興味が出てきて工学部へ転学しました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

現在の仕事は、バックライトの案件を見積し、また受注してから量産に至るまでのプロセスについてチームリーダーの役割をしています。バックライトは、基本構造は同じでも、搭載される機種ごとにサイズ、要求規格などが異なるため、お客様とやり取りしながら仕様を決めていきます。お客様の要求をお聞きし、要求が達成できる材料を選択、形状を考慮するなどした上で、社内で実現可能性を検討します。関連部署へ成形可否や費用の確認をしたり、生産工場へ組み立て方法の検討を依頼し、問題がなければその仕様で実際のサンプルを作製します。ひとつひとつ様々な角度から確認していかなければならず、手間のかかる作業ではありますが、問題が解決した時、お客様から承認が得られた時には達成感が得られますし、チームワークを実感することができます。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

なりたい職業が決まっていないと進路の選択は迷うと思いますが、自分の中で何か興味が持てることや得意なことを軸に選択し、その中でだんだん決めていってもいいと思います。

理系の仕事は難しいとか女性が少なくてやりにくそうといったイメージがあるかもしれませんが、性別、国籍、年齢など関係なく、どこに行っても一生懸命やっていれば周りのサポートは得られると思います。

身近に使われているものや、それに組み込まれている部品をつくるということは自分の関わった製品が目に見える形で具現化してくるので、結構面白いですよ。 

みなさん一人ひとりが自分に合った進路、職業を見つけられることを願っています。

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