先輩からのメッセージ

- 末原 真奈 さん
- 学生 電気電子工学科2年 (在学中)
工学系分野を選択した時期・理由
高校受験の際、いろいろな学校を見学しました。その中でも工業系の学校見学で、手作りのロボットを見事に操作する人、今までに見たこともない大きな機械を使って金属加工する人を見て、私にもできるかな、やってみたいなと思ったのがきっかけで、工業高校への進学を決めました。
その後、高校で学んだ電気についてもっと深く学びたかったので工学系大学への進学を決めました。
現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ
今、卒業研修にてマイコンカーを作製中です。マイコンカーとは、「マイコンによる自走式ライントレースロボット」といって、コースの白線をセンサーで読み取り、そのライン上を走るようプログラムを組み制御していくものです。
マイコンカーでは、車体を作るのに機械設計・電子回路組み立て技術を、また、完成したマシンを制御するのに必要なプログラミング技術など、多くの知識や技術を必要とします。そのため、少しでもうまく走らせようと思うと、必然的にプログラミングや制御の文献に手が伸びていきます。
そうやって学んできた知識が役立ち生かせる事、成果が目に見えてわかる事が魅力であり楽しさです。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
私は工学系の学校で学んでいて、男女で考え方の差があると感じています。それは、男女で見ている視点が違うからです。だからこそものづくりにおいて、お互いの考えを取り入れることが相乗効果を生み出します。
素晴らしいと感動すること、面白いと思う興味の心、なるほどと思う共感の心を持つことに男女差はありません。同じスタートラインに立てます。
皆さんも「工学」と難しく考えずに、工学系の学校に足を運んでみて、まずは体験することから始めてみませんか。