当社は、コラーゲン事業部、ゼラチン事業部、バイオ・ケミカル事業部、そして研究開発の中心となるバイオマトリックス研究所の4つの組織で、理工系の技術を活かした事業を展開しています。
当社の創業以来の強みは、食肉産業で出る副産物を有効に利用し、ゼラチンやコラーゲンといった高機能な素材に変える技術です。コラーゲン事業部では、ソーセージの原料を詰める袋「コラーゲンケーシング」を、ゼラチン事業部では、食品や健康食品などの原料となる「ゼラチン」や「コラーゲンペプチド」を製造・販売しています。特にコラーゲンペプチドは、健康食品の原料として国内トップクラスのシェアを誇ります。一方、バイオ・ケミカル事業部では、iPS細胞の培養に使われる基材や研究用試薬など、最先端のライフサイエンス分野に関わる高機能素材を扱っています。
これらの事業を支えるのがバイオマトリックス研究所です。生化学、細胞生物学、組織工学といった分野で、基礎研究から応用研究までを一貫して行い、新しい技術や製品の開発をリードしています。

当社の理工系部門は、人の体をつくるタンパク質の研究開発を中心に、人々の健康や暮らしに役立つものづくりに取り組んでいます。中でもバイオマトリックス研究所では、皮ふや骨などに多く含まれるコラーゲンというタンパク質の研究を進め、世界の中でも高い評価を得ています。
がんや免疫、皮ふの仕組みなど、医学や生命科学に関わる幅広い研究を行い、iPS細胞を育てるための材料など、新しい技術や製品を生み出しています。
研究開発部門では、男女の割合がほぼ半分で、さまざまな世代の人が力を合わせて働いています。研究者として学び続けるための制度や、国内外で発表するチャンスもあり、世界とつながりながら成長できる環境です。

当社では、すべての社員が自分の力を最大限に発揮し、成長できるような環境づくりに力を入れています。
たとえば、「育児・介護休業」や「育児短時間勤務制度」「育児・介護在宅勤務制度」など、ライフスタイルや家庭の事情に合わせて働ける制度を整えています。こうした制度を利用しながら、多くの女性技術者も第一線で活躍しています。
私たちが目指すことは「社会に貢献する質の高いモノづくり」です。そのためには、新しい発想や柔軟な視点を持った皆さんの力が欠かせません。
将来、理工系の道を志す皆さんには、性別や文系・理系といった枠にとらわれず、科学や技術への情熱を社会に役立ててほしいと願っています。当社とともに、未来の人々の暮らしと健康を支える仲間として挑戦していきましょう。