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- 鹿島建設株式会社
- KAJIMA CORPORATION
- 東京都港区元赤坂1-3-1
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鹿島建設株式会社
組織概要
皆さんが、生活している学校やマンション、日ごろ通っている道路や鉄道の駅、トンネルなど、普段意識することのない建物や構造物を造っているのが私たちゼネコン・鹿島の仕事です。とはいっても、作業そのものを行っているのではなく、施工(建設)の計画を立てたり、その計画に基づいて建設現場が進んでいるかを確認していく施工管理の仕事が中心です。土木構造物と建築物それぞれ、大学の専攻が異なりますが、それぞれ女性が多く活躍しています。同じものが存在しない、世の中にひとつしかないそれぞれの建造物は、出来上がると多くの人々の生活や活動の基盤になっています。そんなスケールの大きなものづくりは他にありません。
また、日本のゼネコンは世界の建設会社と異なり自社に設計部門を持っています。まだ何もないところにお客様の要望を最大限に実現する設計。設計・施工を強みとして、多くのプロジェクトに参画しています。さらに鹿島では、日本の建設会社で初めて技術研究所を開設し、これまで65年にわたって幅広い研究技術開発を進めてきました。
1840年の創業から170年以上の歴史の中で、社会や顧客のニーズの一歩先を見据えて「進取の精神」でたゆまぬ歩みを続け、日本初の超高層ビル「霞が関ビル」や、当時世界最長の海底トンネル「青函トンネル」、さらには世界最長の吊り橋である「明石海峡大橋」などさまざまな初めての挑戦で人々の夢を実現しています。
そして設計や施工にとどまらず、自らが事業主となる不動産開発事業にも取り組んでいます。長い歴史の中で、大型の再開発事業を行ったり、世の中のニーズに合った新たなスキームを創り出した実績も数多くあります。
さらにその舞台は、日本国内にとどまることはなく、アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアなど世界中に広がっています。
鹿島は、2014年に創建から100年を迎える東京駅丸の内駅舎についても、5年の歳月をかけて創建時の姿に復原し、さらに建物全体の免震化を行って、2013年10月に完成。伝統的な建造物を次世代に受け継いでいくことも使命のひとつです。私たちは、「100年をつくる会社」を標榜し、グループ一体となってより安全で安心・快適な社会を目指して、世代を超えて豊かな社会を創造すべく事業を進めています。
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施工中の南備讃瀬戸大橋。
本州と四国で人やモノがいつでも往来できるようになった。 -
シンガポールのリゾート・ワールド・セントーサ。
世界を舞台に、施工や大規模開発事業も手掛けている。
理工系分野・部門の紹介
建設事業は、ダムや橋梁、トンネルなどの土木構造物に関わる土木部門と、超高層ビルや工場、住宅やオフィスなどの建物に関わる建築部門の2つに大きく分かれています。土木部門・建築部門というのは、大学の専攻時から分かれています。
土木部門では、現場の施工にあたって、設計を行う土木設計と施工部門の両方を経験しながら、工事入手のための見積や技術提案にも関わります。
建築部門では、入社の段階から、施工、構造設計、意匠設計、設備と分かれています。設計は専門設計会社が行う場合と鹿島の設計部門が担当する場合がありますが、鹿島の設計部門が関わる際にはプロジェクトの始まったときから設計部門と施工部門が総合力で顧客のニーズに応えていきます。施工部門は様々な用途の建物について、施工計画を立てたり、計画通りに現場が進んでいるかを確認したりしています。また、建物には給排水や電気等さまざまな設備が備わっていますが、それらの設計や施工に関わることを主にした職種もあります。
さらに、それぞれの現場は出来上がるまで仮設の電気設備やタワークレーンなど様々な重機を用いています。それらの有効な配置や安全な運用を計画・管理する機械のスペシャリストもいます。
このように、ひとつの現場でも、さまざまな役割を担った技術者がそれぞれの専門分野で強みを活かし、よりよい建造物をつくるために鹿島の総合力となるべく取り組んでいます。
また、日本で初めて建設会社として有した技術研究所では、多数の技術研究者がいます。そこでは現場をより効率的に進めるための技術を考えたり、より長期間品質が保てる材料を研究したりしています。
これらの建設事業を活かして、顧客の土地を有効活用した不動産開発を企画したり、事業計画を立てるようなディベロッパー部門にも技術者の手腕が活かされており、活躍のフィールドは多種多様です。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
生活の中に溶け込んでいる鉄道や道路、空港が無かった時代はどうしていたのだろう、と思いを馳せる機会はないと思います。実は何もないところに大きな構造物ができて人々の生活が劇的に変わり、船でしか移動できなかった海峡が天候や時間に関わらず行き来できるようになったり、めったに会えなかった家族と容易に会えるようになったりということもあります。また、学校やマンション、ショッピングモールができて街が活気づくこともあるでしょう。このような建物や構造物を造る仕事には、人々の夢がたくさん込められています。
建設業が携わる建物・構造物の建設事業は、本当に多くの人々の力が組み合わさって成り立っています。その中でゼネコン・鹿島は、これまでも、そしてこれからも、関係する企業をつなぎ、さらにそこに関わる人々をつなぐ扇の要として存在したいと思っています。幅広い関係者には、もちろん男性も女性もいますし、完成後の利用者もまた同様です。
鹿島は、これまでに日本初の超高層ビル「霞が関ビル」を実現し、当時世界最長の海底トンネル「青函トンネル」、さらには世界最長の吊り橋である「明石海峡大橋」などさまざまな人々の夢を実現しています。このように新たなことに挑戦することをいとわない社風は、鹿島グループの社員によってなされており、そこには性別は関係ありません。現場における施工管理にも、設計にも研究開発にも、よりフレッシュでより多様な目線が必要であり、そこが皆さんの活躍の場面です。
少なからず男性社会というイメージになりがちだと思いますが、建設に関わる鹿島にも今まで以上に女性の力が発揮される場面がたくさんあると考えています。近年、施工管理の業務に当たる土木・建築の社員にも女性社員が増加していますし、それ以外の職種でも女性社員が活躍しています。 皆さんも、世代を超えて子どもや孫の世代にまで安全で安心で快適な社会を創り、受け継いでいく建設の仕事に携わってみませんか。