第3節 スポーツ分野における男女共同参画の推進

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第3節 スポーツ分野における男女共同参画の推進

○ 文部科学省では、スポーツ指導者における女性の参画を促進するため、競技団体や部活動等の指導者を目指す女性競技者等を対象として、コーチングのための指導プログラムやガイドブックを活用し、女性特有の身体的特徴や、ニーズ等への配慮、ハラスメント等についての研修を実施している。【文部科学省】

○ 文部科学省では、令和元(2019)年6月にスポーツ庁が決定した「スポーツ団体ガバナンスコード」で設定された女性理事の目標割合(40%)達成に向けて、女性理事のいない各中央競技団体をなくすため、外部からの女性役員の採用に積極的に取り組むスポーツ団体と、女性役員候補者のマッチング等の支援を行っている。【文部科学省】

○ 文部科学省では、女性競技者の三主徴(利用可能エネルギー不足、運動性無月経、骨粗しょう症)に対応した医療・科学サポート体制の確立に向けて調査研究を7件実施するとともに、女性競技者や指導者を対象としたセミナーやシンポジウムの開催を通して啓発に取り組んでいる。【文部科学省】

○ 厚生労働省では、生涯を通じた健康づくりのため、運動習慣の定着や身体活動量の増加に向けた取組を推進している。【厚生労働省】

○ 関係省庁、地方自治体、スポーツ団体、経済団体、企業等で構成するコンソーシアムを設置し、加盟団体が連携・協同して、身近な地域で健康づくりを図るための環境整備を行う等、女性における運動・スポーツへの参加促進に向けた取組を推進している。【文部科学省】

○ 地域の実態や住民のニーズに応じたスポーツに関する指導ができる人材について、各地方公共団体が養成・活用に努めるよう支援している。【文部科学省】

○ 文部科学省では、女性競技者の出産後の復帰を支援するため、栄養や心理、トレーニング等の医科学サポートを実施するとともに、競技生活と子育ての両立に向け託児や育児サポートに係る支援などの環境整備に取り組んでいる。【文部科学省】

○ 文部科学省では、女性競技者に対する男性指導者等からのセクシュアルハラスメントや性犯罪の防止に向けて、知識・技能だけではなく、優れた指導者に求められる資質能力を身につけるためのカリキュラムを導入した指導者研修を実施している。【文部科学省】

○ 文部科学省では、競技者に対する性的意図を持った写真や動画の撮影・流布などによるハラスメントの防止に向けて、関係団体・関係省庁と連携しつつ取組を推進している。【文部科学省】

○ 文部科学省では、スポーツ団体ガバナンスコードに基づき、各スポーツ団体において、性別・性的指向・性自認に基づく差別の禁止及び競技者等に対するセクシャルハラスメント根絶に向けたコンプライアンス教育を実施している。【文部科学省】