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第2節 性犯罪・性暴力
5-8図 無理やりに性交等された被害経験等(令和2(2020)年度)
○女性の約14人に1人は無理やりに性交等された経験がある。
○加害者は、交際相手、配偶者、職場の関係者など、大多数は被害者が知っている人となっており、全く知らない人からの被害は1割程度。
○性暴力被害について、女性の6割程度、男性の7割程度が、誰にも相談していない。
○被害にあったときの状況について、女性は「相手から、不意をつかれ、突然に襲いかかられた」が最も多く、男性は「相手との関係性から拒否できなかった」「驚きや混乱等で体が動かなかった」「相手から、脅された」が多かった。
5-9図 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの全国の相談件数の推移
○令和3(2021)年度上半期の相談件数は、前年度同期に比べ、約1.3倍に増加。
○強制性交等の認知件数は、令和3(2021)年は1,388件で、前年に比べ56件(4.2%)増加。
○強制わいせつの認知件数は、令和3(2021)年は4,283件で、前年に比べ129件(3.1%)増加。
○児童買春事犯の検挙件数は、平成30(2018)年以降減少しており、令和3(2021)年は627件。
○児童ポルノ事犯の検挙件数は、令和3(2021)年は2,969件で、前年に比べ212件(7.7%)増加。
○令和3(2021)年のストーカー事案の相談等件数は1万9,728件で、前年に比べ461件(2.3%)減少。
○ストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号。以下「ストーカー規制法」という。)の施行(平成12(2000)年11月)後からおおむね1万5,000件以下で推移していたところ、平成24(2012)年に19,920件と急増し、以後高水準で推移。
○令和3(2021)年の警察における人身取引事犯の検挙件数は61件、検挙人員は43人(うち、ブローカーは1人)、被害者総数は42人。