第4章 地域・農山漁村,防災・復興における男女共同参画

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第4章 地域・農山漁村,防災・復興における男女共同参画

本章のポイント


第1節 地域・農山漁村における男女共同参画

  • 平成28年の市区町村における男女共同参画計画の策定率は73.8%。市区の策定率は95.9%である一方,町村の策定率は54.3%で約半数が未策定。
  • 農山漁村においては,農業就業人口の約半数を女性が占める。
  • 平成28年度において農業委員に占める女性の割合は8.1%,農業協同組合の役員に占める女性の割合は7.5%と,年々上昇している。

第2節 防災・復興における男女共同参画

  • 都道府県防災会議の委員における女性の割合は上昇傾向にあり,平成28年4月現在14.0%。
  • 市区町村防災会議の委員に占める女性の割合は,平成28年4月現在8.0%。女性委員のいない防災会議は全体の約3割。そのうちの8割以上が町村の防災会議。
  • 消防吏員に占める女性の割合は平成28年4月現在で2.5%。約4割の消防本部で女性の消防吏員がいない。
  • 消防団員に占める女性の割合は年々上昇し,平成28年4月現在で2.8%。また,女性消防団員がいない消防団数は年々減少しており,同日現在で731(消防団数の33.1%)。
  • 平成28年熊本地震では,発災後1週間以内に男女別トイレの整備に取り組んだ自治体は約7割,避難所の運営体制への女性の参画に取り組んだ自治体は6割近くに上った。また,間仕切りによるプライバシー確保,女性用更衣室の整備,授乳室の整備なども,5割前後の自治体で,発災後1か月以内に実施された。