平成23年版男女共同参画白書

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第3節 健康を脅かす問題についての対策の推進

HIV/エイズ,性感染症について,正しい知識の普及啓発を始め総合的な対策を進める。

地方公共団体やHIV陽性者等で構成されるNGO等が行うHIV・エイズについての正しい知識の普及啓発活動等を支援するとともに,早期にHIV感染を発見し,治療につなげることができるよう,利用者の利便性に配慮した検査・相談を実施する。

文部科学省では,中高校生に対し,性感染症などの問題について総合的に解説した健康啓発教材の作成・配布など,引き続き学校教育におけるエイズ教育の充実を図る。

文部科学省では,薬物乱用防止教育の充実を図るため,大学生等を対象にしたパンフレット・ポスターの作成・配布,薬物乱用防止教室の指導者に対する講習会やシンポジウムの開催,薬物乱用の問題について総合的に解説した啓発教材の作成・配布を行うとともに,新たに,薬物乱用防止教室の取組優良事例集の作成,薬物等に対する意識調査,高校生用教育教材(DVD)の作成を行う。

また,喫煙,飲酒,薬物乱用の問題について総合的に解説した啓発教材(小中高校生用)の作成・配布等を行う。

厚生労働省では,巧妙化かつ広域化する麻薬・覚せい剤・大麻等の薬物事犯に迅速かつ的確に対応するため,取締り体制を強化する。また,青少年等の薬物乱用防止のため,より効果的・効率的な啓発活動を実施する。

また,職場における受動喫煙防止対策については,全面禁煙や喫煙室設置による空間分煙を柱とし,事業場における対策を一層推進するため,事業者に対する財政的支援及び技術的支援を実施する。