平成23年版男女共同参画白書

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第4節 性差に応じた健康支援の推進

厚生労働省では,女性特有のがん検診推進事業を引き続き実施することで,がんによる死亡リスクの軽減を図る。また,国民の一人一人が日々の生活の中で自発的に健康づくりに対して具体的な行動を起こしていけるよう,民間企業と連携し,健康づくりの国民運動化を推進する事業等を実施する。

都道府県等の実施する,年齢的にみて喫煙率が高い若年女性に対する自主的な禁煙の試みを支援するための取組や,食生活の改善を継続的に進められる環境整備など糖尿病の発症予防に資する取組等を支援する。

厚生科学研究費補助金において,性差を考慮した生活習慣病や症状についての全国的な状況及び地域住民のニーズを把握するとともに,行政・企業等による事業,女性に関連する外来,ボランティアの活用などによる性差を考慮した健康づくりの支援体制の在り方について検討し,地域の状況及びライフステージを勘案した支援体制の確立などについて研究し,性差に応じた健康支援を推進する。