「共同参画」2017年12月号

共同参画情報部 News

News 1 < 国立女性教育会館(NWEC) > 企業を成長に導く女性活躍促進セミナー報告

企業における女性の活躍促進の推進者、管理職、リーダーを対象に10月19日(木)~20日(金)の1泊2日で開催しました。19日は放送大学東京文京学習センター、20日は国立女性教育会館を会場に実施し、全国から110名を超える参加を得ました。

1日目は、日産自動車株式会社取締役の志賀俊之氏から「女性活躍を進めるための組織風土とは」をテーマに、国・企業・個人の3つの立場から、女性の活躍をなぜ行うのかについて、統計資料やご自身の体験談を交えたお話しをいただきました。続いてNWECの研究員が、新入社員を5年間追跡する調査をもとにキャリア意識とその変化について紹介しました。パネルディスカッションでは、初めに、株式会社ニッセイ基礎研究所が「なぜ女性活躍が社会として求められているのか」について解説し、その後、SCSK株式会社、株式会社神戸製鋼所、花王株式会社の3社から、「女性も男性も働きやすい職場環境をつくりだす取組」について仕事と育児・介護の両立支援や長時間労働是正に向けた具体的な取組の報告を行いました。

2日目は、「アクションラーニング」の講義とその手法を用いたグループワークを実施し、参加者それぞれが抱える課題の共有と解決に迫りました。

News 2 < 警察庁 > 中高生向け児童ポルノ被害防止啓発漫画の刊行

  • ◎ 「自画撮り被害」が中高生で増加
  • ◎ なぜ「自画撮り被害」に遭うのか、その手口を紹介
  • ◎ 一度インターネット上に流出した画像を回収することは困難!

児童ポルノの被害、その中でも、だまされたり、脅されたりして自分の裸体を撮影させられた上、メール等で送らされる形態の被害(自画撮り被害)に遭う児童が中高生を中心に年々増加しています。そこで、警察庁では、中高生向けの自画撮り被害防止啓発漫画「STOP!自画撮り!」を作成しました。漫画を通じて犯人の手口(一例)を紹介するとともに、相談窓口(都道府県警察以外の相談窓口を含む。)についても掲載しています。

また、この漫画は、自画撮り被害を始めとする犯罪に巻き込まれないために気を付けたいことを話し合いながら読み進めることができるようになっていますので、ご家庭、学校等で、是非ご活用ください。

詳しくは警察庁ホームページをご覧ください。
https://www.npa.go.jp/safetylife/syonen/no_cp/measures/public_relations.html

自画撮り被害防止啓発資料

News 3 < 国立女性教育会館(NWEC) > アジア地域における男女共同参画推進官・リーダーセミナー 実施報告

10月2日(月)~6日(金)に「指導的地位への女性の参画」をテーマとして実施しました。5ヵ国(インドネシア、韓国、カンボジア、フィリピン、ベトナム)から、男女共同参画に携わる行政担当者やNGOのリーダー10名が参加しました。研修生は、NWECにて女性教育情報センターや女性アーカイブセンターの見学、カントリーレポートの報告を行い、各国における最新の男女共同参画政策や女性支援の好事例を共有しました。

また、内閣府男女共同参画局で日本政府の男女共同参画についての講義を受講したほか、企業を訪問しダイバーシティマネジメントの取組について理解を深めました。研修後半に実施した京都府内でのスタディーツアーでは、京都府や京都市の女性の活躍推進の取組を学ぶとともに、女性起業家との意見交換において活発な議論を交わしました。振り返りのセッションでは「日本政府や企業がおこなっているイクメン、イクボス等の男性への働きかけが参考になった」などの意見が出ました。

詳しくはホームページをご覧ください。
https://www.nwec.jp/global/training/hqtuvq0000001gs7.html

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019