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男女共同参画センターだより
島根県立男女共同参画センター（愛称：あすてらす）
公益財団法人しまね女性センター
当センターは、島根県の男女共同参画を推進する総合拠点施設として平成11年にオープンし、男女共同参画に関する各種講座の開催、情報提供・相談、施設貸出等の事業を行っています。
愛称の「あすてらす」は、明日を照らし、私たち（英語でアス）の活動の場（テラス）という思いが込められています。
開館当初は参加者の多くを女性（主に中高年）が占めていましたが、男性自身が当事者意識を持って、これまでの暮らし方、働き方を見直し、男女がともに豊かな人生を送ることができるきっかけづくりとして、平成21年度からは男性を対象とした事業にも力を注いでいます。
地域では、生活に役立つ実習を組み込んだ連続講座を市町村との共催で行っており、これまでに修了生の有志で複数のグループが発足し活動を継続しています。地域の保育園や子育てサロンでの絵本読み語りや手品、料理や旅行等の年間計画を立てるなど活動の内容は様々ですが、自らが楽しむという経験が継続のコツとなっているようです。
また、平成21年度から企業や団体で働く世代の男性を対象に実施してきた出前形式の講座は、昨年10月に設立された「しまね働く女性きらめき応援会議」の取組の一環である応援企業登録制度の補助金を活用し、企業等の自主性のある形で取り組まれるようになりました。
さらに、今年3月には県内の企業・団体の男性管理職を対象としたセミナーを開催しました。初めての試みだったので、参加者確保に対する不安がありましたが、続々と申込があり、満員御礼となりました。当日は普段では口に出さない本音も飛び出し、今後に向けた大きな弾みとなりました。
島根県は女性の就業率が高く、中でも育児をしている女性の就業率は全国第1位です。一方で、働く女性を対象としたセミナーでは、男女平等教育を受けた若い世代であっても、共働き夫婦の家事参加に対するお互いの意識や実態のギャップは存在していることが伺えます。
間もなく開館20周年を迎える今、少子高齢、人口減少をはじめとする社会情勢の変化に対応する上でも、働き方改革や女性の活躍推進の追い風を活かして男女共同参画を推進していきます。
「あすてらす」外観
男性管理職向けセミナー