「共同参画」2017年9月号

共同参画情報部 News

News 1 < 国土交通省(関東運輸局) > 女性船員活躍促進に向けた取組みについて

女性船員の割合は約2%と低い水準にあり、また、船の仕事についての認知度も高いとはいえない状況にあることから、関東運輸局では、平成27年から女性目線で船員という職業の魅力について語っていただく「海の女子会」を開催しています。

今年は、「海洋都市横浜うみ博」のステージプログラムとして、外航船や内航船、学術研究船、船員教育機関の練習船で活躍する女性の航海士、機関士の方4名に参加いただき、仕事内容や船という職場の環境、海の魅力、仕事のやりがい等について、多くの小中学生やその保護者の方を前に写真等のスライドを使って講演していただきました。

講演後に行われた聴講者との質疑応答では、最初に学術研究船に思いを寄せる女の子から質問があり、続いて女性ゆえの苦労などの質問が相次いで寄せられ、和やかな雰囲気のうちに1時間のステージは終了いたしました。

関東運輸局としては、女性船員の就労促進に資するとともに、子供たちに海や船への興味を抱いていただけるよう今後も継続してこの事業に取り組んでまいります。

http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/press/index.html

海の女子会の様子


News 2 < 国立女性教育会館(NWEC) > 「女性関連施設相談員研修」実施報告

7月4日(火)~6日(木)の2泊3日の日程で開催し、全国の男女共同参画・配偶者暴力相談支援センター、民間団体等において、男女の悩みに対応している相談員102名が参加しました。

女性相談の意義と役割、法知識、トラウマ・ケアなど相談業務の基盤となる内容のほか、ストーカー事案の防止ポイント、女性が貧困に陥りやすい社会構造などについて、最新情報を学ぶ機会としました。

2日目の分科会1は、人間関係の悩みやDV被害、ひとり親家庭などの困難を抱えた相談者に、どのように対応し支援を行うのかについて、実践的な知見とスキルを身につけるため、課題整理やロールプレイを行いました。

3日目の分科会2は、相談者の自立に向けた地域と機関連携の事例報告を通して、問題解決のためにどのような機関に引継ぐのか、今後の展開の可能性を探りました。

研修終了後のアンケートには「どの講義の内容も、得たいと思っていた知識や考えであり、実際に役立つものであった」「他の機関の参加者と交流を深めながら、今後の相談業務に生かせる知識や情報を得ることができた」等の感想が寄せられました。

女性関連施設相談員研修の様子


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