巻頭言
100号を祝って~推進のエンジンとしての期待
「共同参画」が100号を迎えられたことを心からお慶び申し上げます。平成20年の創刊当時、局長として、多くの方々に親しまれる広報誌となることを願っておりました。本誌が男女共同参画を推進される皆様、関心をお持ちの皆様に育てられ、着実な歩みを刻んできたことを嬉しく存じます。
創刊以来9年間の男女共同参画をめぐる状況の変化は、極めて大きなものがあります。第一に男女共同参画が「主流化」したこと。我が国の直面する課題を解決する重要な鍵が男女共同参画、またそれを支える働き方改革だという認識が、トップ・リーダーをはじめとして各方面に広がりつつあるのには、隔世の感があります。女性活躍推進法等により、推進の枠組も強化されてきました。しかし一方では、少子高齢化・人口減少、地方の変容、競争力低下、貧困・格差の拡大、国際環境の変化など、様々な問題が深刻化しています。まさに待ったなしの改革実現、取組推進が求められています。変化は小さく、ゆっくりという従来の日本流を繰り返す余裕はないでしょう。
この「共同参画」が、男女共同参画に関わる様々な現状や課題について光を当て、政府や自治体・企業・団体等多様な主体による取組を発信することにより、変化の触媒としての役割を果たしていくことは、ますます重要です。今後一層、本誌を通じて推進の輪が広がることを期待しています。
消費者庁顧問、元男女共同参画局長
板東 久美子
主な予定
5月27日 | 女子中高生向けシンポジウム「進路でどう変わる?理系で広がる私の未来」(東京都千代田区) |
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6月16日~17日 | ファザーリング全国フォーラムinおおいた(大分県大分市) |
6月21日 | 男女共同参画社会づくりに向けての全国会議(東京都千代田区) |
6月23日~29日 | 男女共同参画週間(主唱:男女共同参画推進本部) |
6月30日~7月1日 | 第12回食育推進全国大会inおかやま(岡山県岡山市) |