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行政施策トピックス1
平成28年度「女性が輝く先進企業表彰」
内閣府男女共同参画局総務課
平成28年12月13日、総理大臣官邸において、安倍内閣総理大臣、加藤内閣府特命担当大臣（男女共同参画）出席のもと、「女性が輝く先進企業表彰」表彰式を行いました。
この表彰は、女性が活躍できる職場環境の整備を推進するため、役員・管理職への女性の登用に関する方針、取組及び実績並びにそれらの情報開示において顕著な功績があった企業を表彰するものです。第3回目となる本年度は、内閣総理大臣表彰として2社、内閣府特命担当大臣（男女共同参画）表彰として5社が表彰されました。
安倍総理は表彰式冒頭の挨拶の中で、「受賞企業は、女性の活躍推進と情報開示にいち早く取り組まれている、正に女性が輝く社会づくりのトップランナーです。推薦される企業は初年度の2倍に増え、受賞企業には様々な効果が現れ始めていると伺っています。本日の表彰を契機として、多くの企業が後に続き、女性が輝く社会に向かう動きがさらに加速することを期待しています。」と述べられました。
▲受賞企業代表者による記念撮影。
前列左より（株）ユーシステム佐伯代表取締役、カルビー（株）松本会長、安倍総理、加藤大臣、損害保険ジャパン日本興亜（株）西澤社長、
後列左より、（福）あいの土山福祉会廣岡理事、大和証券（株）鈴木会長、（株）北洋銀行石井頭取、明治安田生命保険（相）根岸社長
表彰式の後は、加藤大臣と受賞企業の代表者との懇談会を開催しました。各社から工夫を凝らした取組を紹介いただくとともに、「女性活躍を推進するには、経営者のコミットメントが重要」、「本社主導ではなく、各職場における自主的な取組も促している」「女性のみならず、全従業員が活躍するための鍵は時間。自分で時間をコントロールできる仕組みづくりが欠かせない」といった、様々な意見が出ました。
最後に加藤大臣から「女性活躍を一層推進するためには、先進的な取組をいかに広げるかが鍵。今後とも働き方改革を含め、より多くの女性が真に活躍できる社会となるよう一層取り組んでいきたい」との力強いメッセージをいただき、懇談会は終了しました。
【懇談会の様子】
▲懇談会で挨拶される加藤大臣
【受賞企業の紹介】
〔内閣総理大臣表彰〕
○カルビー株式会社（東京都）
平成26年度に内閣府特命担当大臣表彰を受賞。その後も、女性役員数は2人から3人、女性管理職比率は14.3％から22.1％に増加する等、継続して女性活躍推進に取り組んでいます。
○損害保険ジャパン日本興亜株式会社（東京都）
全従業員を対象としたテレワークや柔軟なシフト勤務等、あらゆる方法を駆使して働き方改革を実施。全国各地で地方自治体や地元企業と連携し、自社はもとより、地域の女性活躍にも取り組んでいます。
○社会福祉法人あいの土山福祉会（滋賀県）
人材確保が困難な介護業界において、「トリプルゼロ（腰痛・メンタル不調・残業の撲滅）」を目指して、労働環境の改善を進め蓄積したノウハウを積極的に公開しています。
○大和証券株式会社（東京都）
平成21年に生え抜きの女性役員4人を登用。男性中心とされていた部署へ女性を積極的に配置する、早期退社を励行し、スキル向上に向けた研修の受講を促す等、育成にも力を入れています。
○株式会社北洋銀行（北海道）
平成12年に「女性行員活用策」を策定し、計画的に管理職を登用し、平成21年には「女性活躍支援室」を設置する等、早い段階から女性活躍推進に取り組んでいます。
○明治安田生命保険相互会社（東京都）
各所属におけるワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取組状況を得点化し評価する「ワーク・ライフ・デザインプログラム」を導入し、所属長評価に反映させています。
○株式会社ユーシステム（兵庫県）
IT技術を活用し、業務改善に向けた成果目標・行動目標を数値化してアクションプランを実行する、プロジェクトをクラウド上で管理する等、長時間労働の解消に取り組んでいます。
受賞企業の取組は下記ホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。
内閣府男女共同参画局HP「女性が輝く先進企業表彰」
http://www.gender.go.jp/policy/mieruka/company/hyosyo28.html