「共同参画」2016年5月号

「共同参画」2016年5月号

男女共同参画センターだより

北九州市立男女共同参画センター・ムーブ
指定管理者 公益財団法人アジア女性交流・研究フォーラム

当センター・ムーブは、女性たちの長年の夢と希望を担って、1995年の開所以来、公益財団法人アジア女性交流・研究フォーラムが管理運営を行っています。昨年7月には20周年を迎え、12月には利用者が600万人を超えました。

ムーブは、あらゆる世代の男女が出会い、交流し、新しい自分を発見し、行動へとつなげていく「創造と発見の広場」として、多彩な事業を実施してきました。

特に、

(1)自主的な活動を行う約70の市民グループが日常的に活動し、毎年7月に3週間にわたって行われるムーブフェスタでは、例年約100の市民グループが市民企画事業などを実施し、開所時の願いであった「自主的な活動の拠点として」定着しています。

(2)また、男女共同参画関連の図書・資料の収集と提供を行う図書室を有し、「ジェンダー白書」、「男女共同参画啓発冊子」、「統計データ集」などの発行や男女共同参画に関する実態調査などの先駆的、専門的な取組を行っています。

(3)さらに、私達を取り巻く環境が変化する中、新たな課題への取組が求められています。ムーブでは、

  • ★働く女性に対しては、「リーダー養成」や「継続就労支援」
  • ★若い世代に対しては、「学生が直接、ムーブの企画運営に携わる事業」や「女子大生のためのキャリア形成出前講座」
  • ★男性に対しては、「男性介護者問題への取組」や「男性相談」
  • ★配偶者からの暴力根絶に向けた取組としては、「相談事業」のほか、「予防的な視点からのデートDV防止の取組」

などの事業を重点的に行っています。

今後も、フォーラム、ムーブの幅広いネットワークや蓄積を生かし、市民のニーズや時代の変化に対応しながら、常に事業を発展させ、男女共同参画の形成の推進に努めてまいります。


ムーブ外観