「共同参画」2016年3・4月号

「共同参画」2016年3・4月号

男女共同参画センターだより

鳥取県男女共同参画センター よりん彩
鳥取県男女共同参画センター

鳥取県男女共同参画センター「よりん彩」は、平成13年4月に県の中央部に位置する倉吉市に開設されました。愛称の「よりんさい」には、地元の方言で「気軽に立ち寄ってくださいね」という気持ちと、「老若男女がそれぞれの色彩(個性)を寄せ合って参画の輪を広げたい」という願いが込められています。

当センターは、男女共同参画の理解者の裾野を広げ、ともに活動する県民や団体を支援する拠点施設として、(1)普及啓発事業(2)情報提供事業(3)活動支援事業(4)相談事業の4つの柱を掲げて活動しています。

普及啓発事業では、男女共同参画にあまり関心のなかった人、リーダーとして活躍していく人など、対象を設定してセミナーを開催しています。今年度は女性参政権獲得70年の節目にちなみ、郷土出身の碧川かた(三木露風の母)の参政権運動を通じて女性の活躍を考える朗読劇とトークセッションなどを行いました。

情報提供事業ではライブラリーを設置して、図書や公的資料、啓発用DVDからコミックまで約1万5千点を収集し、司書資格を持った職員が学習や研修の支援を行っています。

活動支援事業では、県民の企画した講座や研修会などに助成しています。今年度は県内の全ての市町村の男女共同参画の取組を調査研究する活動団体の事業などを支援しました。

相談事業では、センター相談員による一般相談、弁護士や臨床心理士による専門相談を行っており、昨年度は約2300件の相談がありました。

各事業では、県民の皆様や活動団体、市町村の担当者等と協働して活動することを心がけています。「顔の見える関係」を築いていくことにより、多くの方に男女共同参画に関心を持っていただき、人が集まる施設となるように取り組んでいきたいと思っています。



センター外観


碧川かた朗読劇