「共同参画」2015年 12月号

「共同参画」2015年 12月号

特集1

地域版「輝く女性応援会議」─香川県、北海道、山口県、山梨県での開催報告─
内閣府男女共同参画局総務課

輝く女性応援会議ロゴ


昨年度から始まった地域版「輝く女性応援会議」。
本年度は香川県、北海道、山口県、山梨県において開催され、各地で多くの方にご参加いただきました。
それぞれの会議の概要を紹介します。
〔輝く女性、各界リーダーが考える女性活躍推進に向けてのキーワードとは?〕
パネリストの皆さんが「○○×女性=無限大の未来」と題して、コメントとメッセージを発表しました。

地域版「輝く女性応援会議」を香川県(8月23日)、北海道(8月31日)、山口県(9月8日)、山梨県(10月29日)で開催しました。

地域版「輝く女性応援会議」は、女性が輝く社会の実現に向け、地域毎に女性の活躍推進のための情報発信・意見交換を行うものです。

様々な分野で活躍する女性や女性を応援する各界リーダーが集まり、活発な議論が行われました。

輝く女性応援会議 in 香川

8月23日(日)、「輝く女性応援会議 in 香川」がサンポート高松(高松市)で開催されました。浜田恵造香川県知事の開会挨拶では、経済団体や労働団体から推薦された委員で構成される「女性が輝く香川づくり推進懇談会」について紹介いただいた後、同県のうどん文化のように「多様性に富み、コシが強くツヤのある『女性が輝く香川県』の実現」を目指して、着実に取組を加速させたい、とのメッセージがありました。

赤澤亮正内閣府副大臣(当時)からは、『女性が輝く社会を目指して』と題して政府の取組の紹介がありました。「女性活躍や少子化対策は女性だけの問題では無い。社会全体で取組み、男性も家事・育児を分担することが重要。イクメン、イクボス、女性活躍は3点セット」というお話がありました。

「行動力×女性力=無限大の未来」株式会社tao.代表取締役 久保 月氏

久保さんは、地元の伝統工芸・香川のものづくりの魅力を自身の視点で紹介する活動を「IKUNAS」と名付け、雑誌やWebサイトを通じて情報を発信しています。男性の職人が多い伝統工芸の現場に、女性ならではの柔軟な視点で、新たな風を送り、ものづくりを次の世代につながるように、作り手と一緒になって商品開発を進めたいと発表いただきました。

「経済的自立×女性力=無限大の未来」有限会社ライブハウジング 専務 竹内 麗子氏

竹内さんは、香川経済同友会初の女性副代表幹事に就任し、幅広い分野でダイバーシティ推進の活動に携わっています。不動産会社を創設し、経営及び女性社員の育成に携わられた経験から、「女性が活躍するには経済的自立が不可欠であり、女性自身も私のさいころは私が振る。結果には決して泣き言を言わない、という覚悟が必要」という熱いメッセージを送られました。

「創生力×女性力=無限大の未来」香川県生活研究グループ 連絡協議会会長 佃 俊子氏

佃さんは、農家として農作物の栽培や新規就農者支援を行う一方、農業における男女共同参画や、香川の食文化の伝承に取り組む生活研究グループで活動しています。農業経営では、経営の方針や役割、就業時間等を家族全員で話し合い、文書化した「家族経営協定」の締結をきっかけとして、農業にも女性の視点が生かされるようになったこと等を紹介されました。

「四国力×女性力=無限大の未来」四国経済連合会会長 千葉 昭氏

千葉さんは社長を務めていた四国電力(株)において、性別による仕事の垣根を取り払い、個々の能力や特性を活かせる職場づくりや、女性活躍推進チームの創設等、女性の活躍推進に熱心に取り組まれました。社内の風土づくりには経営トップが自ら意識改革する強い意志が必要であり、仕事と家庭を両立できる環境の整備が、少子化問題の解決や四国の経済発展にも寄与すると発表されました。

「イクボス×女性力=無限大の未来」特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン理事 徳倉 康之氏

徳倉さんは日本最大の父親支援のNPO法人で、働き方の変革や子育ての在り方に関わる活動に取り組んでいます。女性が社会に進出するためには男性の家事・育児への参画を促進し、管理職が働き方や意識を変えて、部下に理解を示す「イクボス」になること、そして家庭においても、父親の役割を見直す必要があると発表いただきました。

「イノベーション×女性力=無限大の未来」株式会社百十四銀行 代表取締役頭取 渡邊 智樹氏

渡邊さんが頭取を務める(株)百十四銀行では、女性行員で結成された「女性活躍推進プロジェクトチーム」による、女性が働きやすい環境づくりに向けた様々な取組が行われています。

女性が努力する姿を見て、徐々に男性の意識も変わってきたため、今後はより一層理解が深まるように研修やセミナーを通じて「イクボス」の啓蒙活動を行っていきたいと述べられました。

第二部の香川県男女共同参画審議会会長の井原さんをコーディネーターとしたパネルディスカッションでは、「自分の興味のあるものを見つけ、新しいことにチャレンジすることが大切。女性の関わりによって、商品開発も多面的になっている」「女性が活躍する場を広げることで、多面的で柔軟な発想が生まれる」等の意見が出ました。また、「男性が育児・家事に参画すれば、子供の数も増える傾向にある。男性の働き方も見直すべき」「今後は介護問題で男性が仕事を辞める可能性がある。経済支援の在り方や、経営トップ、パートナーの意識改革が必要」といった、働き方に関する提言もありました。

最後に浜田知事から「女性活躍応援宣言」を発表して盛況のうちに会議は終了しました。


香川県 女性活躍応援宣言

地域で女性が活躍することは、香川県全体が元気になることにつながります。

「女性が輝く香川の実現」をめざし、女性とその活躍を応援するすべての皆さんを全力で支援することを宣言します。


「輝く女性応援会議 in 香川」の様子


左から、井原理代さん、竹内麗子さん、佃俊子さん、久保月さん、赤澤亮正内閣府副大臣(当時)、浜田恵造香川県知事、千葉昭さん、渡邊智樹さん、徳倉康之さん

輝く女性応援会議 in 北海道

8月31日(月)、「輝く女性応援会議 in 北海道」が京王プラザホテル札幌(札幌市)で開催されました。高橋はるみ北海道知事の挨拶では、昨年10月に発足した経済界のリーダーや女性起業家等で構成される「北の輝く女性応援会議」の活動内容等、女性の活躍に関する報告がありました。

武川恵子内閣府男女共同参画局長からは、日本の女性活躍の現状について説明がありました。「女性活躍推進法」が会議開催直前に成立したため、法律の概要について、重点的に説明がありました。

続いて、一般社団法人北海道総合研究調査会 理事長 五十嵐 智嘉子さんより「少子化・地方創生に向けた女性の活躍」と題して、基調講演をいただきました。統計データを基にした北海道の人口移動や就業状況に関する説明の後、道内で起業した女性の活動の様子をご紹介いただきました。銭湯をコミュニティスペースに活用した事例や、妊娠・出産・育児を一貫して支援する事例等、独自の視点を活かした取組が多くありました。

「人間力×女性力=無限大の未来」 公益社団法人日本青年会議所 北海道地区協議会 会長 植村 真美氏

植村さんは建設会社に勤務し、自身がロールモデルとなって土木業界における女性「ドボジョ」の育成を支援する一方、日本青年会議所北海道地区協議会の会長に就任し、初の女性会長として、活躍の場を拡げています。今までは男性が多い日本青年会議所でしたが、女性同士のつながりも生まれ、今後も北海道に限らず全国的に新たな取組を進めていきたいと発表していただきました。

「柔軟な働き方×女性力=無限大の未来」株式会社ワイズスタッフ 代表 田澤 由利氏

田澤さんは、ICT技術を活用した、場所や時間に捉われない柔軟な働き方を実現する「テレワーク」を実践する事業を立ち上げ、企業のテレワーク導入を支援しています。当日は、田澤さんの会社におけるテレワークの活用事例や、社員の方と会話する様子を披露してくださり、新たな働き方をわかり易く紹介していただきました。

「自分らしく輝く力×女性力=無限大の未来」釧路モカプロジェクト 代表 森崎 三記子氏

森崎さんは子育てや介護を担いながら、家庭と両立できる仕事を探す女性が集まって始めた「釧路モカプロジェクト」の代表として、女性の視点を活かしたまちづくりに取り組んでいます。当日は、日常生活を送る中で気づいた視点を活かして開発した商品「漁網タオル」を持参し、女性の雇用を創出しただけでなく、釧路のまち全体が活気づいた事例を紹介いただきました。

「ひとかけらの勇気×女性力=無限大の未来」太田明子ビジネス工房(EZONA) 代表 太田 明子氏

太田さんは「Woman Help Woman」をテーマに、全国初の試みとして弁護士や税理士、行政書士等の女性士業家等による女性を支援する団体を設立しました。共感力や多様性など、優れた女性の価値観が従来型の男性社会を変える力になると抱負を語ってくださいました。

「男性力×女性力=無限大の未来」イオン北海道株式会社 代表取締役社長 星野 三郎氏

星野さんからはダイバーシティ推進に向けて社内で実施した、女性社員およびその上司の男性管理職を対象とした研修やその成果、新たに導入した制度について説明いただいた後、自ら積極的に手を挙げて仕事の幅を広げた女性従業員の方を紹介いただきました。今後も男女問わず輝く人材を育成し、輝く北海道づくりに貢献したいと話されました。

「改革×女性力=無限大の未来」北海道経済連合会 副会長 山本 邦彦氏

山本さんからは道内企業の先進的な取組事例を紹介いただいた後、9月に同連合会が独自に設置した女性活躍推進プロジェクトチームの活動について発表がありました。今後は女性が社会で活躍する上での様々な課題解決に向けた提言書を作成し、企業の意識醸成をさらに図りたい、と心強いメッセージをいただきました。

最後にコーディネーターの五十嵐さんから「大切なことは一歩一歩進めていくこと。皆さんの次の一歩が、これからの女性が輝く社会をつくる」とのメッセージをいただき、会議は終了しました。


「輝く女性応援会議 in 北海道」の様子


左から、武川恵子男女共同参画局長、五十嵐智嘉子さん、植村真美さん、田澤由利さん、森崎三記子さん、太田明子さん、星野三郎さん、山本邦彦さん

輝く女性応援会議 in 山口

9月8日(火)、「輝く女性応援会議 in 山口」が山口県教育会館(山口市)で開催されました。村岡嗣政山口県知事の開会挨拶では、「女性が活き活き働ける環境や女性が輝く社会を作っていかなければならない」というメッセージに続き、本年度より導入した山口県独自の取組(男性の育児休業取得に取り組む企業への奨励金、金融機関との共同出資による「女性創業応援やまぐち株式会社」の設立等)について紹介がありました。

越智隆雄内閣府大臣政務官(当時)からは、政府の取組について紹介いただいた後、「女性は育児や出産を機に仕事を辞めるケースが多い一方で、就業を希望する女性は303万人もいる。しかし、女性が仕事と家庭を両立するには、男性の家事や育児への参加が必要。夫婦ともに働き、子育てする環境を作ることで、人口減少社会を乗り切りたい」というお話がありました。

「多様性×女性力=無限大の未来」株式会社西京銀行 営業統括部 あなたのみらい創造室 主任 荒瀬 ひろみ氏

荒瀬さんは結婚、出産を機に(株)西京銀行を一度退職しましたが、同社の再雇用制度を利用して再就職し、その後総合職として新規店舗の開設や新たな企画の立案に携わったご経験についてお話しいただきました。現在では同社の女性活躍を一層推進するために設置された「あなたの未来創造室」の主任も務め、後に続く世代のために頑張りたい、という力強いメッセージをいただきました。

「男性の力×女性力=無限大の未来」うさみ労務経営事務所 所長 宇佐美 理世氏

宇佐美さんは、「女性が一生続けられる仕事を」という思いから、社会保険労務士の資格を取得後、ご自身で事務所を開業しました。社会保険労務士としての書類作成代行等の仕事から、セミナーや研修における講師まで幅広く活躍されています。「自分で決めて、自分で選ぶことが大切。やりたいことに積極的にチャレンジして欲しい」と参加者の方にエールを送られました。

「仲間と夢を語る場所×女性力=無限大の未来」 企業組合工房HaHa 代表理事 山本 百合恵氏

山本さんは15年前に農業を始め、以降女性のためのネットワーク組織「VOICE」を立ち上げて講習会や研修を企画する等、農業に携わる女性の横のつながりを深める場づくりに取り組んでいます。今では、新たに企業組合工房HaHaを創設して、地元の農産物を活かした商品の開発や新規就農希望者との交流等、新たなことにチャレンジされています。

「深い愛情×女性力=無限大の未来」株式会社カシワバラコーポレーション 取締役会長 柏原 伸二氏

柏原さんは山口県男女共同参画推進連携会議会長を7年間歴任され、多くの女性の育成に携わってこられました。「制度は整備されつつあるが、仕事と家庭の両立には多少の犠牲が伴うため、女性自身にとっても働き続ける上での覚悟は必要。一方、女性のリーダーを育てるには周囲の環境やサポートが求められる」と男女が共に協力することの大切さについてお話しいただきました。

「相互理解×女性力=無限大の未来」山口経営者協会 副会長 玉田 英生氏

玉田さんが執行役員を務める宇部興産(株)では、研究職や技術職の女性の育成に取り組んでいます。女性のネットワーク形成につながる研修や管理職を対象とした研修等を実施し、社員一人一人が個性を活かせる職場づくりに向けた取組について紹介いただきました。同社では、コミュニケーション誌の発行やイベントへの参加等、地域と連携した活動においても、女性が活躍の場を広げているということです。

「しあわせ×女性力=無限大の未来」ライフスタイル共同組合 代表理事 船さき 美智子氏

さきさんは昨年4月に「ライフスタイル協同組合」を立ち上げ、女性の生き方を支援することをテーマに掲げて、女性の創業を支援するセミナーの実施や、県民活動やボランティア活動のサポートに取り組んでいます。「女性が活躍できる社会を実現するためには、団体の垣根を越えたネットワークづくりが重要。企業や団体、ボランティア等、様々なアクターがつながる場をつくりたい」と、さらなるネットワークの拡大に向けたメッセージをいただきました。

第二部では山口大学経済学部教授の鍋山祥子さんをコーディネーターに迎え、パネルディスカッションを行いました。「女性を応援する機運が高まることで、次世代の女性に勇気や希望を与え、好循環が生まれる」「女性ならではの発想力を活かすことで、新たな仕事が生まれ経済の活性化につながる」等、女性が活躍することによって地域がどのように変わるかについてご意見をいただきました。

最後に村岡知事から「元気な地域は女性が活躍している。少子高齢化をチャンスととらえて、自分なら何ができるか考えて欲しい」というメッセージが送られ、会議は終了しました。


「輝く女性応援会議 in 山口」の様子


左から、鍋山祥子さん、荒瀬ひろみさん、宇佐美理世さん、山本百合恵さん、村岡嗣政山口県知事、越智隆雄内閣府大臣政務官(当時)、柏原伸二さん、玉田英生さん、船さき美智子さん

輝く女性応援会議 in 山梨

10月29日(木)、「輝く女性応援会議 in 山梨」がベルクラシック甲府(甲府市)で開催されました。

会議冒頭、後藤斎山梨県知事からは「人口減少や高齢化が加速度的に進行する中、女性の活躍を推進することは極めて重要であり、女性の潜在的な力を引き出し、培われたキャリアや女性ならではの視点を多方面にて活かすことは、社会全体の活性化につながる」と、改めて女性活躍の重要性について述べられました。そして、本会議が女性の活躍を応援する機運の高まりの契機となることへの期待を述べられました。

続いて、武川恵子内閣府男女共同参画局長からは、日本の女性活躍の現状について説明がありました。

「+αの努力×女性力=無限大の未来」株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ 事業部 主任 井尻 真理子氏

井尻さんは勤務先の(株)ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブで、サッカーチームのグッズの商品開発から応援バス、中継に関する業務を担当しています。全力で仕事に取り組める環境に感謝し、チームや周囲の人、そして地域の役に立ちたいという想いから、県内の学校や病院等を回る一方、資格取得にもチャレンジしています。山梨県のために今よりも上を目指したいと、将来に向けた思いを話されました。

「男性力×女性力=無限大の未来」上野原ハート 久嶋 成美氏

久嶋さんは家族が経営する飲食店を支えながら、「上野原ハート」の活動に熱心に取り組んでいます。2011年の東日本大震災の被災地である宮城県女川町を支援するため、上野原市で女川町の特産品を販売したり、被災地の地域福祉を参考事例として取り上げるセミナーを企画することで、女川町との交流を深める等、市民同士でのネットワークづくりの事例を紹介してくれました。

「自分らしさとお互い様の心×女性力=無限大の未来」社会保険労務士 キャリアコンサルタント ファイナンシャルプランナー 小林 和美氏

小林さんは、「みんながwin-winになれる職場づくり」のために、自身が持つ資格を活かして地元企業の労務管理から社員研修の講師まで、多面的にサポートしています。第一子出産後は母親同士が情報を共有し、教養を豊かにする場を提供するママサークルを立ち上げた経験もあり、今後も仕事と育児を両立する女性はもちろん、様々な立場の方を支援したいと語られました。

「変革×女性力=無限大の未来」株式会社日本政策金融公庫 甲府支店長 河原 清氏

河原さんからは、地域の女性が職種を超えた交流を活性化させるために立ち上げた組織「山梨働く女性のネットワーク」について、紹介いただきました。このネットワークは「女性のキャリア開発」「ワークライフバランスの実現」「女性の社会進出」の3つの柱を軸として、行政、民間企業、士業家等、様々な背景を持つ女性が集まってセミナーや相談会を実施しており、将来的にはもっと組織拡大したい、と抱負を語ってくださりました。

「女性力×女性力=無限大の未来」医療法人銀門会 常務理事・管理部長 清水 真紀氏

清水さんからは、女性が長く働き続けることができる職場づくりに向けた取組について紹介いただきました。「制度や環境の整備だけでなく、この組織で働くことの意味を明らかにして、新しい職場風土づくりが必要。そのためにはトップからのメッセージの発信と女性自身が自らの問題として捉えて働きがいや生きがいを考えることが大切」と話されました。

「子ども力×女性力=無限大の未来」ちびっこはうすグループ 代表 宮澤 由佳氏

宮澤さんは第一子の出産を機に、子育てサークル「ちびっこはうす」を設立され、今では認可保育所や一時保育所の運営から子育て情報誌の発行まで、その活動の幅を広げています。特に以前から継続して実施している子育て世代向けのイベント「やまなしこどもの城フェスタ」の来場者数は昨年度13,000人まで増加しており、今後も社会全体で子育てを応援する機運が高まることを期待したいと話されました。

第二部では、東京未来大学教授の石阪督規さんをコーディネーターとしてお招きし、新井ゆたか山梨県副知事にもご参加いただいてパネルディスカッションを実施しました。登壇者の皆さんからメッセージボードを披露いただいた後、「女性が活躍することで、地域はどのように変わるか」という問いに対しては、「女性が活躍し様々なロールモデルができれば、それを見て育った次世代の活躍に繋がっていく」「地域を活性化させるためには、ネットワークづくりが重要。女性の持つコミュニケーション能力が重要な役割を担う」との意見が出ました。

新井副知事からも、「頑張り過ぎない×女性力=無限大の未来」とのメッセージに続いて、「『女性初』がない社会こそが女性が輝く社会。男性も女性も家庭、職場、地域で様々な役割を持つことが重要」とのお言葉をいただき、盛況のうちに会議は終了しました。


「輝く女性応援会議 in 山梨」の様子


左から、石阪督規さん、小林和美さん、久嶋成美さん、井尻真理子さん、武川恵子男女共同参画局長、新井ゆたか山梨県副知事、河原清さん、清水真紀さん、宮澤由佳さん