「共同参画」2015年 10月号

「共同参画」2015年 10月号

男女共同参画センターだより

山形県男女共同参画センター(チェリア)
指定管理者(公益財団法人山形県生涯学習文化財団)

チェリコマーク


山形県男女共同参画センター「チェリア」は、県の男女共同参画施策を具体的に推進する活動交流拠点として、平成13年4月1日に開設しました。公募数約4,000点の中から選ばれた愛称「チェリア」は、山形の特産である「さくらんぼ」(チェリー)と「場所」(エリア)を組み合わせ、二つの実が一緒になっている形が男女仲良く並んで男女共同参画を表現しているように見えます。

チェリアでは、(1)女性リーダー育成を目指したエンパワーメントセミナー「チェリア塾」の開催、(2)女性や男性の悩み相談窓口である「チェリア相談室」の運営、(3)男性セミナーの実施による男性の意識改革の促進など、一人ひとりが持てる力を発揮し、みんなが思いやり支え合う山形県の実現を目指し、各種事業を展開しています。

「チェリア塾」は平成16年に開講し、男女共同参画の基礎を学ぶ「基本コース」、基本コースで得た学びを実践的取組みに結びつけていくための「実践コース」、さらに実践活動していくうえで必要なスキルを習得する「専門コース」と、段階的に学ぶことでスキルアップしていくことのできる体系的な学習講座です。これまで300名近くの修了生を輩出しており、議員や審議会委員を始め県内各地域において、男女共同参画社会の実現に向け多分野にわたって活躍されています。

また、県内で活躍する女性を「チャレンジ事例」としてHPに紹介したり、中高校生など若い段階からの意識付けを目的にリーフレットを作成し県内全中学1年生に配布するなど、様々な切り口から普及啓発に取組んでいます。

相談事業については、平成27年度から新たに男性相談員による男性専用相談窓口「男性ほっとライン」をスタートしました。

今後とも、女性も男性も利用しやすい施設づくりを目指し、登録団体や地域の皆様とともに、男女共同参画社会の実現に向けより一層励んでまいります。


「チェリア塾」受講風景