「共同参画」2015年 10月号

「共同参画」2015年 10月号

共同参画情報部 News

News 1 < 国土交通省(関東運輸局) > 「女性船員の懇談会」開催報告

8月5日(水)、横浜市において、「女性船員の懇談会(海の女子会)」を開催しました。

この懇談会は、内航海運において船員の高齢化が進み、船員不足が懸念されることから、関東地区の内航船(貨物船、旅客船)で働く船員(航海士、機関士)、それを目指して勉強中の学生や教育関係者等、総勢10名の女性が船という職場の魅力を語ることにより、女性の就労促進、女性をめぐる就労環境の改善、船員という職業の魅力の発信等を図ることを目的とするもので、全国で初めての試みになります。

懇談会では、船員を目指したきっかけや現在の職場環境、船員のイメージと実際との相違、船内作業への対応方法、船員という仕事のやりがい・魅力、女性船員を増加させていくためのアイデア等について意見交換が行われました。

また、懇談会終了後に「今後の仕事の励みとなった」、「同じ考えを持つ人が多かった」、「他の女性船員と話してモチベーションもあがるし、船員という職業を誇りをもって続けていきたいと思った」などの感想が寄せされました。

詳しくはホームページ(8/12付け記事)をご覧ください。

http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/press/index.html

懇談会の様子


News 2 < 厚生労働省 > 看護師等免許保持者の届出制度の創設

看護師等の人材確保の促進に関する法律(看護師等人材確保法)が改正され、この10月1日から、保健師・助産師・看護師・准看護師の免許をお持ちの方で、その仕事をなさっていない場合に、連絡先等の情報を都道府県ナースセンターに届け出るよう努めなければならないこととされました。今後、医療や介護のニーズが増加し、多様化することが見込まれる中で、より多くの方に看護職員として復職していただくために導入された仕組みです。

都道府県ナースセンターは、看護師等人材確保法に基づき、都道府県知事から指定されている看護職員確保の拠点です。ナースセンターは届け出ていただいた情報をもとに、結婚・出産・子育てなどで看護の現場を離れている方々にも、ご意思や事情も踏まえながら、復職の研修や無料の職業紹介などの支援を行います。

詳しくは以下のホームページをご覧ください。

●制度の詳細:厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000095486.html

●問い合わせ先:中央ナースセンター 03-6704-8800(9時?12時・13時?17時、土日祝日を除く)都道府県ナースセンター https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/eNursecenter/PrefNClist.pdf

News 3 < 国立女性教育会館(NWEC/ヌエック) > 「男女共同参画推進フォーラム」実施報告

「一人ひとりの活躍が社会を創る」のテーマのもと、8月20~22日の3日間で全国から約1300人の参加を得て、盛大に開催しました。

林文子氏(横浜市長)の講演では、自身のキャリアや待機児童ゼロをはじめとする女性活躍推進にかける思いをお話しいただきました。シンポジウムでは、1995年の北京世界女性会議から20年の節目を迎え、国内外や政府・NGOの取組をレビューするとともに、今後の展望についてフロアを交えて活発な議論が展開されました。このほか会館提供によりワークショップ3件(復興庁との共催を含む)、資料展示、映画上映会など、多彩なプログラムを実施。一般公募団体によるワークショップ及びパネル展示にも全国各地から約50件の団体と個人が出展し、日頃の活動や実践・研究の成果が報告・発表されました。各会場では質疑応答や協議が活発に行われ、参加者同士の交流やネットワークづくりが進められ、熱気に包まれた3日間となりました。

詳しくはホームページをご覧ください。

http://www.nwec.jp/jp/program/invite/2015/page04s.html


シンポジウムの様子