「共同参画」2014年 3・4月号

「共同参画」2014年 3・4月号

共同参画情報部 News

News 1 < 内閣府 > ダイバーシティ・マネジメントセミナー開催報告

2月3日、日本経済団体連合会との共催による「ダイバーシティ・マネジメントセミナー」を開催しました。これは、企業の管理職等を対象として、部下の持つ多様な価値観を理解し「働き方」を見直すことで、女性をはじめとした人材の能力を引き出していくことを目的としたものです。

主催者挨拶の後、「社員も会社も幸せにするダイバーシティ経営」をテーマに坂本光司氏(法政大学大学院政策創造研究科教授)から基調講演をいただき、東日本旅客鉄道株式会社、伊藤忠商事株式会社には自社の取組について具体的な事例をご報告いただきました。

その後、萩原なつ子氏(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)と古瀬正也氏(古瀬ワークショップデザイン事務所)にワールドカフェのファシリテーターを務めていただき、ダイバーシティ・マネジメントについて、受講者が日頃の職場運営の中で感じている課題やその克服について活発な意見交換が行われました。

また、同時開催の第2回「カエルの星」認定書授与式では、日々の仕事を見直して労働時間の縮減などの成果をあげた6チームから、取組の苦労やポイント・成果などをお話しいただきました。


News 2 < 厚生労働省 >  7月1日から改正「男女雇用機会均等法施行規則」等が施行されます。

厚生労働省では、雇用の分野での男女格差の縮小、女性の活躍をより一層推進するため、男女雇用機会均等法施行規則及び関連の指針の改正等を行い、7月1日から施行することにしています。

主な改正内容は、次の4点です。

(1)間接差別となり得る措置の範囲の見直し

(2)性別による差別事例の追加

(3)セクシャルハラスメントの予防・事後対応の徹底等

(4)コースなどで区分した雇用管理を行うに当たって事業主が留意すべき事項に関する指針の制定

詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000033232.html

お問い合わせは、お近くの都道府県労働局雇用均等室まで

http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/roudoukyoku/


News 3 < 内閣府 >  ワーク・ライフ・バランスGoodプラクティス集選定会議 開催報告

ワーク・ライフ・バランスGoodプラクティス集選定会議


昨年12月21日、福岡県北九州市において「ワーク・ライフ・バランスGoodプラクティス集選定会議」を開催しました。これは、「ファザーリング全国フォーラムin九州」のシンポジウムとしてパネルディスカッション形式で行われたものです。

事前に内閣府ホームページで、ワーク・ライフ・バランスの取組に関する成功談・失敗談を広く募集し、当日、この中から、Goodプラクティス(Bestプラクティスを含みます。以下同じ。)を選定するために、座長(司会)に勝間和代氏(経済評論家)、委員(パネラー)に小室淑恵氏((株)ワーク・ライフバランス 代表取締役社長)、浜田一郎氏(生保労連委員長)、小津智一氏((株)OZ Company代表取締役)、徳倉康之氏(NPOファザーリング・ジャパン事務局長)の5名にご登壇いただきました。

会場には、160名を超える聴講者にお集まりいただきました。資料として、聴講者にも全ての成功談・失敗談を配布し、登壇者の検討・情報提供のほか、聴講者の挙手を参考にGoodプラクティスを決定した場面もありました。

その結果、「お菓子作りを楽しみながらマネジメントを学んでいます」や「仕事の優先順位をつけて仲間と美味しいお酒を楽しむ時間を創り出しています!」など、Goodプラクティス8件を選定することができました。詳しくは、「ワーク・ライフ・バランスGoodプラクティス集」http://www. gender.go.jp/policy/men_danjo/pdf/symposium/kyushu_chirashi.pdf [PDF形式:3.7MB]別ウインドウで開きますをご覧ください。

最後に、勝間氏から「私たち一人ひとりが、もっとワーク・ライフ・バランスを重視して行動していけば、社会の考え方が変わるはずです。皆さんの行動や口コミで伝えていくことが大切です。是非、一緒に頑張りましょう。」と聴講者へのメッセージをいただき、会を締め括りました。